私は葬儀社に3年程勤めていました。主に事務として裏方の業務に携わっていました。
葬儀の仕事と聞くとイメージが良くないかもしれませんが、葬儀は一度きりしか出来ない分、他の冠婚葬祭業と同様に重要な仕事だと思っています。
責任が重い為、時には苦しい思いもしますが、なによりもご遺族の方から感謝のお言葉をいただいた時この仕事をしていて良かったと思います。
そんな私が勤めていたのが水戸市にある「JA祭典」という葬儀社です。毎月の給与はだいたい16万円程度でした。私がしていた仕事は事務作業がメインだったので給料と仕事内容は見合っていたと思います。
水戸市の葬儀社「JA祭典」の仕事内容を紹介
私が勤務していた時にしていた仕事は各種発注や見積もり、請求書の作成のほか、掃除、ホール管理、草取り等を行っていました。
時には営業を手伝い、仏式と神式で祭壇を組み替えたり、花輪の設置をしたりしました。
営業が忙しい時は、営業の代わりに来客対応をするため、納品や請求書の説明、葬儀代領収などの業務も行いました。
営業の代わりに対応する時は会社の顔として失礼のないよう気をつけました。他にも、ホールの周りのゴミ拾いや植木の手入れなど、地域の方に挨拶しホールの存在をアピールながらホールを管理していました。
給料は決して高いとは言えませんが、仕事内容と見合っていると思います。ただ、事業所によって忙しさが全く異なるため、事業所ごとに手当をつけた方が良いと思います。
葬儀社で働くメリットデメリットについて
私は正社員として葬儀社に勤務していました。勤務していて感じた葬儀社で働くメリットデメリットについて紹介させていただきます。
メリットについて
まず、葬儀社で働くメリットは人生における大事なイベントのお手伝いを出来ることです。
ご遺族のお気持ちに寄り添い、ご希望をお聞きすることでご遺族にとって良いご葬儀を執り行うことが出来ると思っています。
悲しいだけではなく、「ここを利用して良かったな」と思っていただけるような、あたたかいお見送りを演出出来ること。
また、葬儀は仲間と協力して執り行うものです。チームワークが大事になるので、同僚と良くコミュニケーションをとることができます。その為まるで親子のような関係になることもありました。
デメリットについて
デメリットはご遺族のご希望に添えなかった場合、ご遺族の悲しみは怒りに変わるというところです。もちろん怒りの矛先はわたくし共です。
ご希望通りに出来なかったやるせなさは言葉にできません。また、ご遺族の勘違いなどで理不尽に怒られることも。営業の代わりに謝罪対応をし、怒鳴り散らされている時はとても辛かったです。
ご遺族の怒りをおさめるのは簡単ではなかったです。最後に、悪質なクレーマーにあたった時はかなり苦労しました。何を言っても理解してもらえませんでした。
最後に
葬儀社で正社員として働いて良かったことや辛かったこと様々でしたが、良い経験をできたとは思っています。
葬儀のマナーについても一通り学ぶことができましたし、今後葬儀に参加する立場になった場合も冷静に対応できるのではないかと思います。
最近は葬儀社で働きたいと思う方も多いと聞きます。ぜひ興味があれば一度検討してみて下さいね。