恵比寿に会いに来てくれました。


たわいない会話をして、
今日はなにしてたの?といつものように尋ねた。

「I was thinking about my life whole day...」



体温が、
血液が、

一気に冷たくなっていくのを感じた。



「Will you back your home town?」
「.........Yes.」



身の回りのものが整理できたら、
彼は東京を、
日本を離れる。

あと1ヶ月、
そのくらいはかかってしまうだろうけど、と。




カフェに向かうときも、
カフェに入ってからも、
言葉がなにもみつからなかった。。。


無言という空間で
彼を困らせたくなかった。
だけど、言葉がでてこなかった。



何か言葉を発したら、
一気に涙が溢れそうだったから。



いずれ帰国する事はわかっていたけれど、
久々の再会で、
もう時間がない中で、


まさか今日、
その話を聞く事になるとは
思いもしなかった。



大事な話を、
お別れを、
彼は誠意をもって伝えに来てくれたんだ。

普段なら、
会う事のない時間に。



30分ほどで、
「そろそろ・・・行く?」


そう、彼が口を開いたとき、
我慢していた涙が溢れてしまった。



カフェで涙するなんて、
彼を困らせるだけじゃん。


帽子を目深にかぶって、「うん、出よう…」と席を立った。




外へ出ても涙が止まらなかった。
黙ってその場に居てくれた。


涙を抑え、
「ごめん、あっちだよね? 行っていいよ ^-^」と。


「大丈夫?帰れる?」



切なかった。
座り込んで泣きたかった。
帰らないで!と引き止めたかった、
すがりつきたかった。



だけど、
彼が彼の人生を幸せに生きるために決めた事。


悲しいけれど
つらいけれど
私の役目は、
自分の思いを滝のようにぶつけることではなく、


新たな人生を豊かなものにするために、
決断した彼を、愛をもって応援することだ…



きちんと話が出来なかった今夜、
彼にお願いをした。


もう一度、
ゆっくり話をする時間を作ってほしい。。

「うん」と優しく答えてくれた。



切ない想いを伝えるのではなく、
きちんと伝えて居なかった「好き」という気持ち、
何かを求めるわけじゃなく、
伝えてからお別れしたい。


そして、
出逢えた事、
素敵な恋をさせてくれたこと。


興味のあった「食」の分野について、
しっかり学ぶきっかけを作ってくれたこと。


なにより、
一方的に押し付ける愛じゃなくて、



信じる事、
好きだからこそ
幸せになってもらいたい、と
そういう愛をもって人を愛せたこと。



今までに経験したことのない
一途で揺らがない愛を学ばせてくれたこと。



彼に出逢って恋をして
こんなにも心豊かに成長させてもらったのだから、
「ありがとう」と伝えたい。



別に彼を忘れる必要はないんだもん。
ずっと彼という人間を愛していくのは私の自由。


まだまだ未熟な私は
悲しみに打ちひしがれたりするだろうけれど、
それは時間が解決してくれる。





彼が私を抱きしめてくれた時、
キスをしてくれたとき、
愛してくれたとき、


きちんと私に向き合ってくれていたと思うから。
さみしいけれど、
傷ついていない。



ほんとうのさよならの日まで、
あと何回会えるかわからない。

後悔をしないよう、
楽しい時間を共有したい。



笑顔で
私なりのせいいっぱいの愛で
彼のホームタウンへ送り出したいと思います。


涙しました、
泣きましたけど、
思いのほか落ち着いています。


これから実感して
たくさん涙するだろうけれど。。。



応援してくださったみなさま、
ありがとうございました。


彼への愛はこれからもずっと暖めつつ、
私も自身の未来が明るいものになるよう、
マイラブ同様に進み続けたいと思います。



そういった意味で
またそっと、見守って応援していただけたら幸せです。



ちょっと身体もびっくりしちゃったみたいで。
お月様がさっききちゃいました 笑


ではおやすみなさい。