一番最近読んだのは
「フルーツパーラーにはない果物」
瀬那 和章さんの本。

表紙はかわいらしくピンクベース。
帯には「私の賞味期限は3ヶ月らしい」という言葉。


一気に読んでしまったのだけど、個人的にすごく好きな話だった。
20代の女性4人がそれぞれ恋愛に悩みながら前を向いて進んでいく。

著者は男性だと知って驚いた。
なんでこんなに共感できるんだ?と。


イチゴ、レモン、桃、パイナップル...
私が一番共感できたのはレモンの話。


恋愛に悩むことも、
仕事に悩むことも、
将来に悩むこともたくさんある。

それでも一緒にご飯を食べて飲みに行くことができる友達がいれば、なんとかやってける。

そんな気がした。




「こじらせ女子」なんて言葉を最近よく聞く。

かくいう私も自分で相当こじらせていると思っていたのだけど。(その話はまたいつかしたい)



この本を読んで思ったのは「女なんて大抵こじらせてるんじゃない?」ってこと。

過去の恋愛やコンプレックス、トラウマ...

だいたいみんな何かしら抱えている。


それを抱えたうえで恋愛をしてるし、
向かい合わないことには前に進めない。


自分だけ苦しんでいるわけじゃない。
世の中の人はみんな悩んだり苦しんだりしてる。

当然だけど忘れがち。



私たちは自分の主観でしか生きれないから。

人の視点を見せてくれる本は私たちの偏見であったり、固執した考えに気づかせてくれる。



本を読むことはやっぱり気持ちが良い。