今日は、山田英人先生
の発表会です。
私も、弟子の一人として、参加させていただくことにしています。
しかし、ホント最近忙しくて、行事が一日に2コも3コも入ります。
それは、先生としての顔、お母さんとしての顔、主婦としての顔、また色々な顔を持っているので、どうしても行事が集うこともあります。
早速、早朝(朝8時)より、先生の顔のスタートです。
保健婦のO・Sさんがレッスンに来られました。
ロングトーンをしていただきました。
今日は、少しお疲れなのか、いつもの輝きが少し足りません。
楽器を当てる位置、息の角度など確認しながら、いい音が出るポイントを探りつつのロングトーンでした。
難しい指の練習は、淡々とこなされます。
確かに最後のほうは、体力的に難しくなり、息も上がってきますが、練習量と年齢を考えると、すごくよく吹かれていると思います。
やっぱり、女性って強いですよね。
自分を含めて、最近そう思います。
特に、子育てした女性は・・・。
育児・家事・仕事・・・としていくうちに、女性はだんだん鍛えられるんです☆って、昨日のM・Hさんも言っていました。
さて、発表会のソロの曲「アヴェマリア」を練習してみました。
今日は、ほぼ初見なので、まず、音を確認することから始まります。
音の間違いはありませんでした。
次にリズム、アーティキレーション・・・と、順番に確認していきます。
本当は、一気に「ここと、そこと、あそこが違いますよ」という事も出来ますが、初心者のO・Sさんに、あれもこれも一気に言っては、理解が出来ないでしょうし、順序だてて言ったほうがより、理解してくださると思ったからです。
「次は、○○に気をつけて、練習してみましょう」と、明確なアドバイスと目標を設定してのレッスンをしました。
今日の課題は、スラーをつけてくる・・・を宿題にして、レッスンは終わりました。
さて今からはママの顔で、9時20分から、史紋の保育園での「参観日」がありました。
初めて、史紋の保育園での日常が見られます。
登園して、荷物をロッカーに整理したり、通園手帳をかごに入れたり、結構保育園児の朝は、忙しいです。
毎日、こんなことをしているんだ~って、驚きました。
教室の後ろに、みんなが作った「こいのぼり」の絵が飾ってありました。
史紋の作品もあったので、携帯のカメラで撮ってみました。
色も、自分で好きな色を塗ったそうです。
緑って、どんな心理なのでしょうね?
って、つい、教職の時の心理学の授業を思い出しました・・・そう、思い出しただけで、内容は忘れています。
でも、気持ちがすさんでいる子は、暗い色の絵を描いたり、奇抜な色の絵を描くそうです。
緑なんで、割と安定しているのかな???
それから、手遊びをしたり、歌を歌ったりしました。
気になるのは、やはり・・・先生のオルガンの伴奏(苦笑)
因果な商売です。
でも、一生懸命史紋も、新しい歌を覚えて、親ばかながら「音程」はしっかりしています。
保育参観も、切のいいところで抜けさせてもらって、今度は生徒&演奏者の顔に変身です。
秋吉台国際芸術村で発表会です♪
会場に着くと、ちょうど姉弟子の「はなはな姉さん」がいて、お互い、荷馬車に揺られていくドナドナのような表情でした。
リハーサルが始まる直前と言うか、前奏が始まる瞬間まで「もう駄目だ~」って思っていました。
しかし、あの伴奏を聴いたとたん、なぜか、背筋が伸び「やるぞ~!!!」って気になって、自分でも驚くくらい冷静で、いい演奏が出来ました。
演奏をしながら、冷静に響きとか、自分の出している音をチェックできました。
苦手だったカデンツも、なんとか無事に出来て、大満足のリハーサルでした。
でも、1回の伴奏あわせで本番に出るのは、初めてかな???
いよいよ発表会が始まりました。
プログラムを見ると、一昔前の音大のコンサートのようで、マルティヌー、ミヨー、ユー、ダマーズ、クーラウ、エネスコ・・・と、すごい作品のオンパレードでした。
先生の教室の底力を見せ付けられました。
これだけの曲を仕上げる先生の指導力って、すごいな~って改めて師匠の素晴らしさを感じました。
特に、若い方のパワーがすごい!!!
高校生の男の子2人が、素晴らしい!!!
若いっていいな~って思いました。
さて、そんなことを感じながら、自分の出番は着々と近づいてきます。
直前までは、落ち着いていましたが、私の前のライネッケのバラードが始まったら、ドキドキしてきました。
でも、リハーサルで納得いく演奏が出来ていたので、嫌なドキドキではありません。
そして、いよいよ自分の番が来ました。
ステージに上がり、スポットライトを浴びる・・・気持ち良いです☆
もう、観客の中に私より上手な高校生や、先生のお弟子さんがいること、そして、一番プレッシャーな自分の弟子がいることなんて、忘れていました。
お辞儀をして、チューニングをしました。
とてもいい響きでチューニングが出来ました。
暖かい優しい光に包まれて入るような気持ちになり、前奏が始まりました。
いよいよ始まる・・・という所で息を吸っても、深く吸えます。
第一声は、とても良かったです。
慌てることなく、気負いも無く、自分の演奏を楽しんで、表現することだけに集中して、久しぶりのステージを楽しみました。
難しいな~と思っていたところも、途中ひやりとしましたが、指が勝手に動いてくれ、あとは吹ききるぞ!!!という精神力だけが支えでした。
ここで「ああヤバイ!逃げたい!!!」って気持ちが1パーセントでも出たら、私の負けです。
でも、その気持ちを、練習したんだ!やったんだ!!!という気持ちがねじ伏せてくれました。
しかし、今回は長い曲・・・そう順調に進むわけがありません。
ちょっと暗譜が不安なところがあり、結局当日に楽譜を見ることを決めました。
しかし、譜めくりの練習をしてなかったので、緊張で指が震えて、楽譜がめくれませんでした。
しまった!!!!!!どこで、めくろう???
そう思った瞬間から、自分の弱い心が出てきて、緊張がピークになりました。
冷静さを失い、指が振るえ、自分のしたいことが表現できず、1泊ほど飛んでしまいました。
しまった~!!!!!と思っても、後の祭り。
以前の私なら、ここで総崩れになって、あとはぼろぼろ・・・でしたが、今回、曲が長いお陰か?図太くなったのか???、何とか数段で持ち直すことが出来ました。
そのときも、自分の弱い心をねじ伏せるぞ!って、強い心が出てきました。
もちろん、日々の練習もありますが、日常で絶対に自分の弱さに負けない訓練をしてきました。
自分が決めたことはやりぬく(家事も仕事も)・・・って事に、最近気をつけています。
それも、良かったのかな???
人間、絶対に逃げられない環境に自分を置くと、精神的に強くなりますよね。
逃げてばかりいては、精神的成長も、強さも身に付きません。
今回のステージで、それを一番感じました。
日常の些細なことでも、逃げないで必死で取り組む・・・って事が、本番でも役に立つんだな☆って思いました。
なんとか演奏を建て直し、カデンツに入りました。
リハでは、まあまあ・・・って思ったのですが、演奏を立て直した直後だったので、今までで一番いいカデンツが出来ました。
間もよく取れていたし、強弱も付いていたし。
自分の言いたいことは、カデンツで全部言えました。
終わった後、先生の顔が見れませんでした。
先生のほうから、近づいてきて、一言「モーツアルトは失敗しないんだぞ」と言われました。
はい、分かっています・・・。
フルート作品の王道と言われる、モーツアルトのフルート協奏曲。
誰もが知っているモーツアルトのフルート協奏曲。
みんながやったことのあるモーツアルトのフルート協奏曲。
だから、間違えたらバレバレなんです。
あぁ・・・今度は精神力だけではなく、技術力を身につけて、発表会に出たいと思いました。
本番が終わっても、しばらく興奮状態が続き、体の震えが止まりませんでした。
発表会の後、別会場で交流会がありました。
一人一人、自己紹介と本日の感想を述べて、お話タイムが始まりました。
私は、懐かしい姉弟子と、一緒にフルートフェスタを運営する「清水先生」と師匠の山田先生と写真を撮りました♪
※左から、清水先生、私、山田先生、はなはな姉さん。
女3人で話していて、話題は「確定申告」に・・・(笑)
たまたま、姉さんが税理士さんなので、普段の疑問に答えていただき、次回の確定申告は、教えていただくことにしました。
もちろん、美味しいランチをご馳走させていただきますよ、姉さん☆☆☆
楽しい交流会も終わり、来年先生の発表会は「オールバロック発表会」なので、何を吹こうかな~?と考えながら、家路に着きました。
でも、本当に大変でしたが、得るものの多い、いい発表会でした。
聴きに来てくださった『ながと まさよ』フルート教室の生徒さん、ありがとうございました。
私の演奏は、参考になりませんでしたが、他の生徒さんの演奏は、よかったでしょ???
一緒に演奏してくださった、山田英人フルート教室のみなさん、お世話になりました。
最後に、ここまで私を育ててくださった山田先生、子守をしてくれた実家の母、お留守番をしてくれた史紋に感謝です☆
来年も、めげずに頑張りま~す!!!