オーバードーズ、略称「OD」。


10代から20代の若者を中心に、精神に異常のあるもの・またはファッションとして行う自傷行為のひとつ。


自分もODの常習者であり、薬物依存症を患っている。

薬物依存症と聞くと、「犯罪」かのように思う人も多いだろう。

だが、ODは「処方薬」または「市販薬」で行われるため犯罪にはならないのだ。

大麻や覚せい剤に手を出さない代わりに、薬で代用する。

これがODである。



ODの怖いところは、「依存性のある薬があること」、「肝臓に強く刺激が当たること」、「だれでも簡単に買えてしまうところ」だと私は思う。


依存性のある薬。

例えて言うと、ブロン錠だ。

これには、「リン酸コデイン」という成分が入っており、麻薬に似た成分として依存性がある。

市販薬ODの代表と言えるほど浸透しているブロン。

きっと、ブロンを買う7~8割はODに使っているだろう。

近年ではODの防止のため、1回の購入では1箱のみ、15歳未満の購入制限などの処置が取られているが、あまり意味をなしていない所が現状だ。



次に、肝臓に強く刺激が当たるところ。

これはどの薬にも言えることだ。

大量に飲めば飲むほど肝臓での処理が間に合わず負荷がかかる。

ちなみに、処方薬より市販薬の方がダメージ量が多いらしい。



そして、誰でも買えてしまうところ。

ブロンは規制があると話したが、他の薬を見てみるとほとんど普通に陳列されている。

「レスタミン」「メジコン」「金パブ」など、ODとして用いられる有名な薬たちだがこれといった規制はほとんどない。

メジコンはここ最近市販薬として販売されてから、メジコンODをする人が急激に増えて在庫不足にすらなっている。

ちなみに筆者の私も、メジコンODの常習者だ。

私の場合、市販薬として販売される前から海外サイトで「デキストロメトルファン」というメジコンの主な成分の入った薬を大量に購入していた。

海外サイトは100錠2000円程度だが、市販薬のメジコンは100錠買おうとなると7000円ほどかかってしまう。

なので海外サイトに手を出す人が増え、現状海外サイトでのメジコンは全て品切れになっている。

市販薬も少なくなっているところが多いようだ。


これほどまでにODにハマるのはなぜなのだろうか。

それはきっと、「現実から逃げられる」という経験ができるからだ。

覚せい剤や大麻を使うのも同じだろう。

それを合法薬物として行っているのだ。


自分の体に合う薬を見つけた時の興奮や、

トリップした時の快感、開放感、

ダウナーの薬を飲んだ時に自傷行為のような感覚。


全て、どこか魅力を感じODを辞めることができなくなる。

そして手遅れになると、辞めようと思っても気付いたら薬を買っていたり、薬のことで頭がいっぱいになって他のことを考えられなくなる。

私は約2年、それを経験した。

辛いという言葉では表せれないほどの離脱症状時の苦痛、薬がないことへの絶望感、また買ってしまった自分を卑下する気持ち、、色々な感情があるが、結局は後悔に繋がる。


私は今まで誰になんと言われようとODを辞める気はなかった。

だが、たった1人のおかげで現在辞める決意ができた。

でも、その人からは「やめろ」とは言われなかった。


もし、周りにODをしてる人がいても、決して「やめろ」と言わないであげて欲しい。

やめたくても辞められないのは自分が誰よりもわかっているはずだ。

もちろん心配なのもわかるが、まずは自分の気持ちを第1に。

今では薬で致死することはほとんどないと言える。

後遺症を患う危険性はあるが、それは当人も理解の上だと私は思う。


「やめろ」

ではなく、

「ほどほどになw」

ぐらいがちょうどいい。


「バカなことすんな」

ではなく、

「それも1つの人生系け」

ぐらいで思って欲しい。



ODは辛いことだ。

やりたくてやってはいるが、

終われば後悔し、

でもやめれなくて、

また後悔。

この繰り返し。


決して楽しいことでは無い。

そこは理解してあげて欲しい。

病気と戦う私たちにとって、薬は切っても切れない存在だ。




どうか、ODへの理解を。

そして、ODを悩み持つ人への支えを。




2023.1.1  soso。