もうはまだなり、まだはもうなり | sosekitobokuのブログ 肺癌ですがぼちぼちいきますわ

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2010年5月にたまたま肺癌が見つかりました。
摘出手術はうまくいったのですが16ヶ月後に転移再発。
ぼちぼちいきますわ。

「もうはまだなり、まだはもうなり」とは、有名な株の格言。もうそろそろ底だからと買ってみると、まだまだ下がる。まだまだ騰がるだろうと売らないでいると、もう天井を打って下がってしまう。このように株式相場は個人の思惑通りには行かないことが多いので、相場観の戒めに使われる格言らしいです。


抗がん剤の休薬も既に四か月半になり、「もうそろそろ癌が動き出しているだろう」と覚悟して、銀行の預金を下ろして治療代の準備をして、検査結果を聞きに先週の木曜日病院へいったのですが、「まださほどがん細胞の動きはありませんから、後一か月様子を見ましょう」


ということで来月の13日にCTと血液検査、14日に結果確認となりました。

血液検査の結果もほぼすべての数値が基準値内、CEAも若干下がっていました。

(ただし、がん細胞は消えたわけではなく、がんとして居座っているので手放しでは喜べませんが……)

『治療を休んだら体調がよくなる』なんて、変な話ですが、それが抗がん剤治療ってもんなんでしょうかね。

抗がん剤の副作用で苦しんでおられる方に、休薬をお薦めしているつもりは毛頭ありませんし、抗がん剤不要論を論じるつもりもありません。

抗がん剤はやってみなければ効果があるかどうかわからないし、副作用も人それぞれでやってみなければわからないのが、実状なんでしょう。

それぞれ因果関係はあるのでしょうが、残念ながら今の医学では確実に予見することは不可能なんでしょうね。


『人生は地獄よりも地獄的である。』って言葉をふと思い出しました。