ブログを見ていて「能書家(文字を上手に書く人)」と言う言葉が浮かんできました。
そんな優れた書の一部を探してみました。
■嵯峨天皇(786-842)

■橘逸勢( -842)

■空海(774-835)

■木庵性瑫(1611-1684)
即非 隠元 木庵
三筆は9世紀頃に活躍した空海(くうかい)・嵯峨天皇(さがてんのう)・橘逸勢(たちばなのはやなり)
の3人。
三蹟は10世紀頃に活躍した小野道風(おののみちかぜ、通称は「とうふう」)・藤原佐理(ふじわらのすけまさ、通称は「さり」)・藤原行成(ふじわらのゆきなり、通称は「こうぜい」)の3人。
と言うことになっています。三筆の方の筆跡と黄檗宗の僧、隠元の字を拝借しました。それぞれ、実物を見たことがあるのですが、今はっきりと憶えていないので、感動の幅は私には少なかったのだと思います。
筆跡が性格や感情を表していることは微かですが感じることが出来ます。ほんの少し。
いつの間にか、各家庭の表札が木に墨書と言うことが無くなっていることに最近気がつきましたが、お役所では伝統が残っている様で、それを写真で見て「これは!」と。もう、能書という言葉は死語になってしまったようです。
無くなった遠い親戚のおばさんは、昔、役所に勤めていたときよく看板や標語を書かされたことが自慢でした。

