うっすらと積もった雪に子供の声が聞こえてきました。
「ママ 雪見て」
この辺りでは、子供を喜ばせるにはあまりにもつもり方が少ない雪ですが、うっすらと積もっています。
こんな時には、以前、12月から6月まで過ごしたカナダ 東部 ニューファンドランド島のの冬を思い出します。
そこは10月に降った雪が溶けずに5月までは雪中の生活でした。
各家庭は暖房が完備していましたが、屋外はマイナス10°は普通のこと。私のステイした家庭は全館暖房では無く、各部屋暖房でしたし、お手洗いなどは暖房が故障していて寒かったこと。
暖炉のある家が沢山ありました。ステイ先は電気の擬似的な暖炉でしたが、薪の暖炉は火を炊く良い匂いと温かさが電気とは違うように感じました。
そんな冬は、「冬ごもり」の言葉がふさわしく、主婦達は編み物やキルト作りでグループを作りできあがった作品が、クリスマスプレゼントになったり、バザーに出して小遣い稼ぎをして、そのお金で小旅行を夏の間にする。引退したり年を取った主婦達のグループは、料理や図書館のボランティアや読書会、手芸の会と小さなコミュニティーでしたが、沢山の集まりがあり、それなりに楽しんでました。
子供達もスキーやスケートが体育の時間に有り、みんなが滑れるのは、ウィンタースポーツができない私には羨ましく、スケート場やスキー場には学校から学年ごとに向かいますが、親たちに参加も認められていて、子供達とともに楽しんでいました。
冬の厳しい寒さや気候の中でもそれぞれ楽しむことが有り、春のための用意や準備、計画などが楽しく語られている家庭がありました。
