昨日、映画を観ての帰り、十三から大阪駅まで歩きました。町中の暑さは格別。行き交う人がみんな顔を火照らせ、お風呂上がりのような、時には大阪の下町らしく、ステテコとシャツのおじさんも見かけました。でも、さすが大阪駅に近づくとそんな格好の方はいませんでしたが≧(´▽`)≦。

友人の勧めで、映画”「犬と猫と人間と」動物たちの大震災”を観てきました。

東北の震災と原発事故で多くの犬や猫、そして、食用家畜が放棄されたままになりました。あの311の震災は未解決の問題を残したまま、今に至っています。身内を亡くされたり、事故に遭われた方々には、動物にことを寄せて、問題を定義するなんて事は、言語道断、自分の置かれた事態をも解決できないで・・・との言葉も又本当であると思います。

それもこれも、全ては日本が繁栄しなければ、もっと稼がなければという”大きな声”の前にかき消されているように思いますが、本当に大切なことは、前のブログで中村哲先生が言っておられることを転載した中にあったように、

(中村先生のアフガニスタンでの30年は)天・地・人の構図の中で「自然と人間の関係」を問い続ける事だった。

人は大自然の中で、「身を寄せ合って」生きています。そして、人も又自然の一部です。このことを忘れると、私たちの考えは宙に浮いてしまいます。

 「身を寄せ合う」とは、人が和し、弱者を労ることです。和して同ぜず、ここに積極的な価値と希望があります。


私たちより、明らかに弱い立場に立たされてしまった東北で震災に遭われた人々、それよりもっと弱い立場の犬や猫や牛たちに和し労る事の意味の深さが、映画を通じて今一度だめ押しされた、なんと見事にシンクロしているのかと、その一致に「大きな大切さ」が有ることを知らなければならないようです。



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