大阪のお祭り。

昔は、愛染(あいせん8月1日)さんに始まっ住吉(すみよっさん8月31日)で終わると祖母が8月になると繰り返す言葉でした。そんな大阪の有名な神社だけではなく、その地域の住民の氏神様のお祭りも各地にあって、幼いころ、お祭りの宵宮や本祭りに出る夜店や神社のお神楽の笛の音、火炎太鼓の音、お旅所への祭りの行列の見物は懐かしい想い出です。


 大阪の街中で生まれた祖母の祭りの想い出は、私とは違い、まして、今の子供たちとも違う、住民一人ひとりが参加するお祭りの話でした。


 古くから住んでいる人たちが少なくなっていくこの頃、私が住んでいた小さな町も様変わりをしているでしょうし、お祭りがどのようになっているのかに関心がありませんでしたが、久しぶりに車を使わずに、電車でお墓参りに行く途次、育ったそんな町を歩いてみますと、所々に残る古い屋敷や通った学校の記憶どおりの校門。


 氏子であった神社にお参りして、寄付者の名前を見ますと、なんと、同級生の名がありました。今も地域に根を下ろして住んでいる同級生がいることに、羨ましさを感じてしまいました。



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夜店  懐かしい!