何時もこのブログを読みに来てくださる”マンダラ(曼荼羅)ミュージアム”には、チベット仏教のマンダラ原画が展示されています。
いつか尋ねたいと思っていました。ANAの「旅割」が宿泊費込みで、新幹線より安価!でした。
福島空港からレンタカーを利用し、ケヤキ並木やイチョウやモミジなどが秋色に輝き、リンゴが赤く木の枝に実っている景色は、普段の生活から遠く離れて、気持ちを解放してくれます。
週末にかかわらず、道路は空いていました。高速では走行車線でさえ、みーんな100キロ以上のスピードです。一般道路も、郊外では80キロくらいで走っています。思わず、制限時速が、県によって違うのかしら?何って思いながら。
磐梯山を安達太良山系を眺めながらの一人旅は、自由で豊かな時間でした。
マンダラ(曼荼羅)ミュージアム http://ameblo.jp/mandalamuseum/ は、原始仏教すばらしさを広めたいという願いをもとに建造された博物館です。
豪華ではありません、日本人に知られた仏師のマンダラでもありませんが、素朴で、信仰心が画面いっぱいにあふれ、そのマンダラの絵に囲まれていると、気分が落ち着き、心地よくなる感じが致しました。
千体マンダラの絵は、本当に千体の仏様が描かれています。展示されているチベット式、原始仏教のマンダラ。約束事は、しっかりと守られているとのことでした。岩絵の具で描かれています。その色が、形が純粋でした。中に、アクリル絵の具で描かれてものがありましたが、それは、チベットの仏師にとっは輸入品なので、値段が高いそうです。
高度に洗練された奈良、興福寺の阿修羅像も好きですが、私の住む辺りのお寺で拝観させていただく木喰上人の彫られた、鉈(なた)割りと称せられる、木を鉈で割ったようにして彫られた仏像に、そのお顔の優しさに引き込まれるのと同じ様な魅力を感じました。
館長さんに説明していただいた事で、今まで知らなかった、蓮の花がどうして、仏様の台座になっているかを初めて知ることが出来ました。
有り難うございました。
次の日は、土湯温泉で、温泉につかり、初めての道をドライブすることの緊張と疲れをとり、会津若松に、お城は遠望のみ。
もうずいぶん前ですが、関西のある経済人が、会津出身と言うだけで、どれだけ差別されてきたか、どれだけ悔しい思いをしたかと言うことを話されて時の、その方の心の底から湧き上がったような悔しさに、明治維新から100年以上で?と驚いた記憶がよみがえってきました。
3日目は、空港への途次、最近、NHKのテレビ”家族で乾杯”で視た「三春の滝桜”を見に行きました。樹齢1000年は凄い!と言う言葉しか出てきません。その幹は、桜の幹には見えません。すっかり葉を落とした木の幹は、身をよじらせるような姿です。すーっと素直に伸びた木とは全く違います。周りにある桜の幹とは全く違う姿でした。
町のお店手見かけた、三春駒の民芸品がかわいい姿でした。
