嘉納昌吉&チャンプルーズが歌っている、「花」というのは、沖縄の歌がポピュラーになった先駆け的なものではないかと思います。その嘉納昌吉さんが、「武器を楽器に」と言っていた言葉を、私は、絵空事のように思いながらも、本当に実現できれば、素晴らしいことだと思っています。
戦争が究極の消費活動であるー破壊する為に生産をしているのですからーということで、豊になる人達がいる反面、多くの人達の命が失われ、傷ついていくことを、今この瞬間にも我々は、見ていなければなりませんし、私の世代以上の人達は、必ずといって良いほど、第二次世界大戦の犠牲になった肉親や、親戚をもっています。
沖縄に5年前に旅行したときですら、沖縄の人から、戦争で亡くなった肉親のお骨が帰ってこないからと、口寄せする、巫女さんを尋ねて、供養の仕方を聞きに行く方がいることを、聞き知りました。
4月20日号のUSA Today に 70%のバクダットの子供達が、何らかのトラウマ(心的外傷)をうけていると報道されています。
なんと気の毒な結果を生み出したことかと、胸の痛む思いです。こんな悲しさが、メディアに報道されていないところでも、多くあります。そんな不幸を作り出す「戦争」には、いかなる言い訳も成り立たないのではと思うのは、単純に過ぎるのでしょうか?
花
作詞・作曲者 嘉納昌吉
1 川は流れて どこどこ行(ゆ)くの 人も流れて どこどこ行くの
そんな流れが つくころには
花として 花として 咲かせてあげたい
泣きなさい 笑いなさい いつの日か いつの日か 花を咲かそうよ
2 涙流れて どこどこ行くの愛も流れて どこどこ行くの
そんな流れを 此(こ)の胸に
花として 花として 迎(むか)えてあげたい
泣きなさい 笑いなさい いつの日か いつの日か 花を咲かそうよ
3 花は花として 笑いもできる 人は人として 涙も流す
それが自然の 唄なのさ
心の中に 心の中に 花を咲かそうよ
泣きなさい 笑いなさい いついつまでも いついつまでも 花を咲かそうよ
