お盆の行事には、蓮の花がよく使われます。
花がきれいです。
古代蓮として名高い、大賀蓮と言うのがあります。
大賀ハス(蓮)とは、昭和26年、千葉市検見川遺跡で、ハス博士といわれた「大賀一郎」東京大学農学部教授が、縄文時代に咲いていた古代ハスの種3粒を発見し、そのうちの一粒の開花に成功したものです。http://www.kumamotokokufu-h.ed.jp/kokufu/hasu.html
大賀一郎先生は、マクロビオティックの桜沢如一先生とは関係が有ります。
仏様は蓮の花の上、手に持っておられる花は蓮の花です。
ヨガのポーズの蓮華座。柔軟性が要求されますが(私はできません)一番安定する座り方と言います。
泥水から立ち上がって、きれいな花を咲かせることが、仏教やインドの神様方を象徴させているのでしょう。
蓮の根、レンコンは気管支の弱い人や、風邪を引いたとき、冷え性、ぜんそくに治療食として使われています。商品名の「コーレン」はマクロビオティックの治療法の中ではよく利用されていますし、料理の「ひじきレンコン」は作り方をマスターしておくとよいものです。
ひじき(水で戻したもの)120グラム
レンコン 80グラム にんじん 50グラム
ごま油 大さじ1 戻した水 260cc 醤油 大さじ1
長ひしきは水に戻し3㌢の長さに切る(芽ひじきでもよい)。戻し水は捨てない。
レンコン 銀杏切り。にんじん 3㌢の短冊
鍋にごま油を引いて、レンコンを炒め、油が回ったら端に寄せて、ひじきを炒め、戻し汁を入れて煮る。
にんじんを入れ、落とし蓋をしてさらに煮て、沸騰したら弱火でじっくり煮ていく。途中、醤油を3回に分けて入れ味を調える。
「穀菜和食」松本光司より
蓮の葉のすばらしい撥水力が注目されています。愛知万博の時に、この原理を最初に発見した国ドイツ館では、その効果を応用した塗装で外壁に汚れが付かないようにしました。このところ、日本でもこの技術が盛んに用いられているようで、テレビのコマーシャルでお目にかかります。
はすの葉は水滴が転がって表面の泥を取り除くために、決して汚れません。この自然のメカニズムに注目し、ナノテクノロジー(極超微粒子科学)で塗装表面やガラスの汚れなどを防ぐものが開発され、利用されています。このことにより、自然へのダメージを少なくすることも一つの目標としているようです。
種も美味しいナッツの一種です。中華料理にはよく使われています。
大きな葉にお米を包んで蒸す料理は、特に東南アジアでは食べられています。


