朝、前の日に貰ったトマトに庖丁を入れると、トマトの香りがパっと広がり、充分に熟した採れたての新しさに感激しました。


 その日は、都会からは少し離れた、私のお気に入りのカフェレストランで、私の定番である、和風カレーと有機コーヒーを。自然と音楽大好きなマスターのIさんと”兼”がいっぱい付可愛い相棒のYさんとおしゃべりをして、お土産を沢山貰って帰りました。


 帰る道中の車の中は、いただいたジャスミンの香りと、楽しかったおしゃべりの続き。


 家に帰って、Iさんが採取してくださった山椒の実の小枝を取り、本みりんに漬けました。こうしておくと、料理に砂糖を使わない私にはとても便利に利用できます。この度も、丁度、出汁取りに使った昆布と椎茸を細かく刻み、山椒入り塩昆布にしました。

山椒 山椒の木

山椒のみのミリン漬け 実のミリン漬け

山椒のみの佃煮 山椒塩昆布


 Iさんのカフェレストランは、大きなカナディアンログハウスです。私は、そこで初めて丸太小屋の良さを知りました。夏の暑さも、冬の寒さも、梅雨の湿気も、匂いも全てを丁度良い塩梅(あんばい)に調整しているように思います。


 そんな建物に相応しく、インテリアも、エクステリアも人の手が作った素朴さが。勿論、そこにあるクッキーや軽い食事のものも手作り。美味しくて飽きません。


 ハーブ入りのクッキーのハーブは敷地の周りから採取し干したもの。私の定番カレーのお味噌も手作り。


 そんなステキなお店のIさんは宣伝嫌い、デモ内緒で彼のお店のURL をお知らせします、そっと覗いて、近くに行くことが有れば、自然の風が吹いているテラスで、お茶でも。


トマト

 古くは、野菜としてではなく、ラブ・アップルという媚薬として用いられていたという 。熟した果実には、リンゴ酸、クエン酸、アデニン、トリゴネリン、コリンを含有して、ビタミンA、ビタミンCを多く含む
 肌荒れ、血液浄化、高血圧予防、免疫力増強、冷え性、貧血などに生食すると良い


山椒

 山椒(さんしょう)は、苦味(くみ)チンキの原料でもあり、芳香辛味性健胃、整腸剤などに用います。山椒(さんしょう)の成分のサンショオールやサンショウアミドは大脳を刺激して、内臓器官の働きを活発にする作用があるとされていて、胃腸の働きの弱くなった消化不良や消化不良が原因の胸苦しさ、みぞおちのつかえ、腹の冷え、腹部のガスの停滞、それに伴う腹痛に効果があります。
山椒(さんしょう)は、刺激が強いので、炎症性やかいよう性、発熱性のような激しい病気の場合は使用を避けます。

 山椒酒:サンショウの果実(乾燥)100グラム、ホワイトリカー1.8リットル、グラニュー糖200グラムを6ヶ月程度おいてから、材料を引き上げ、布でこしてから、芳香健胃、整腸、腸内ガスの放出、解毒、食欲増進に1日杯1杯飲用するが、1日に2回が限度。食欲不振の場合は食前に飲用。  やわらかい新芽を摘み取り、生のまま木の芽あえ、あえもの、佃煮、吸い物に香りづけ、彩りに添える。種子は炒って香辛料にする。
 信州の下伊那(しもいな)地方では1日1粒ずつ果実を食べると疲れがとれるといわれています。

http://www.e-yakusou.com/sou/index.html  より