節分の時に作った炒り豆が残りました。
そこで、
豆ごはんを炊きました。炒り豆を入れて炊くと、とても香ばしく出来上がりました。
なめ味噌
味噌に少し出汁を入れて火にかけ、練ります。味噌が塩辛いと感じたら少し砂糖を足し食べやすいあじに整え、熱い中に炒り豆を入れて、更に少し火にかけながら混ぜます。その時好みで、干しエビなども入れてみると味が一般向きになります。常備菜に置いておける一品です。
黄粉
炒り豆を製粉器で粉に挽くいてみました。普段買う黄粉なんか及ばない良い味でした。(はまりそうです)
大豆のタンパク質にはコレステロールを低下させる効果があることが認められています。さらに大豆には免疫力向上、脳の活性化など、さまざまな効果のある成分が豊富に含まれています。
大切なミネラル分も豊富です。
大豆サポニン
他の食物に含まれるサポニンには多用すると危険な物もありますが、大豆のサポニンには全く毒性がなく安全です。肝臓機能障害の改善に効果があり、また腸で働いて肥満を予防する効果もあるといわれています。
イソフラボン
活性酸素の活動を迎え、ガンの抑制に効果があると言われています。また骨の中のカルシウムを逃さず、骨密度を維持する働きがあることから、骨粗鬆症に効果があるとされています。
カルシウム
カルシウム不足は、骨への影響だけでなく、精神不安定の原因にもなります。大豆にはこれらを予防するカルシウムが豊富に含まれています。
食物繊維
便秘を解消し、老廃物の排出を助け、大腸ガンを予防する「不溶性食物繊維」に加え、生活習慣病の予防に効果があるとのことから近年注目されるようになった「水溶性食物繊維」も、大豆には多く含まれています。
トリプトファン
精神の安定などに関係の深い「セロトニン」というホルモンや、老化防止に効果があると話題を呼んだ「メラトニン」の材料となる成分です。脳に刺激を与える伝達物質ドーパミンを作る働きにも関与しています。
グリシニン
大豆のタンパク質の50%近くが「グリシニン」という成分。これはコレステロールの排泄を促し、また中性脂肪の血中濃度をさげる働きがあります。
レシチン
血管に付着したコレステロールを掃除してくれるのがレシチン。動脈硬化、心筋梗塞の予防に効果があります。脳への血流もよくなることから、痴呆を防ぐ働きも期待できます。
リジン
必須アミノ酸のひとつ。体の組織の修復や成長に関与する成分です。ブドウ糖の代謝をよくすることから、疲労回復や集中力の向上にも役立ち、ヘルペスの予防・解消に効果があります。また肝機能を高める働きがあります。 (全農、豆知識)
こうして見ると、大豆は偉大な食品です。大豆製品を摂ることにより生活習慣病を予防できますし、「健康で頭の良い日本人」は今よりもっと質が良くなりそうです。
近年多く見られる、鬱病を抑える薬品より、大豆製品を多く摂ることによって、トリプトファン摂取が増えると防止できるのではないかしらと思いますが、違うのでしょうか?
日本の伝統的な食品の中に、何と多くの大豆加工品があることでしょう!味噌、醤油、納豆、豆腐、餡(あん)、豆乳 豆料理・・・
少し前まで、大抵の家庭では、朝食には、味噌汁が必ず付きました。
関東では、納豆も朝の定番でした(最も関西人の私には、おいしいとは余り思いませんが)
豆腐料理の種類は「豆腐100珍」という本があるほど、親しみがある物です。
冬、火鉢に鍋を置き、祖母が豆を気長に煮ている姿を想い出します。何でも家で作った時代には、もっと頻繁に豆料理が食卓にあったように記憶しています。
自分の食生活を顧みて、もう少し豆を食べる機会を増やそうと反省しています。
中国伝来の健康法の基本的考えである、陰陽五行説では、大豆は腎臓を養う穀物だそうです。(曽我部食用研究所より)
