和歌山の南部(みなべ)は梅干しの生産高日本一を誇っています。特に南高梅は肉厚でブランド品です。その地で完全無農薬無化学肥料栽培で作った梅干しとみかん、ネーブル、三宝柑などを作っておられるのが「三尾農園」さんです。
何故完全無農薬無化学肥料栽培と言わねばならないかというと、有機農法栽培と言っても、長年使われてきた何種類かの農薬は使っても良いと法律上では認可されいていたり、農薬は使っていないけれど、化学肥料は使われていたり、最近は、有機肥料を使うことでの”過剰窒素肥料”が問題になっていると言います。
日本の法律では「遺伝子組み換え不使用」と明記されていても、5%いないならば混じっていても良いと言うことです。
是を知ったとき、えーっ、うそ!!と思わず声を出してしまいました。こんな事は、少しくらいと言うのは、次は、今迄これだけだったから、もう少し加えても・・となし崩しに成りやすいところだと思っています。
そういう状況下で三尾農園は完全無農薬無化学肥料栽培を実践され、私達の健康を願っての製品を届けてくださっています。
わたしは梅干しは自分の家で漬けることが多いのですが、時に御願いし、届けられる梅干しは適期に収穫した梅を漬けておられるから、本当においしく、これぞ本物という味です。
わたしは、普段余り食べない柑橘類も、変に流行にこびない味で、酸味と甘味がすっきりとしています。
ワックスがけしていない皮は、漢方薬の陳皮、(痰のため胸がつまり、咳による呼吸困難があるときに有効)中華料理では、香辛料としてもよく用います。
お風呂に入れて香りと保湿作用を利用できますし、ネーブルや三宝柑の皮ではマーマレードも作れます。
柑橘類は海風が当たるところで実がなると言われています。そして、古くから魚を食べるときに食べると毒消しだとも言われてきました。大地は大いなる配慮を私達にしてくれていると思っています。
「三尾農園」さんのお便り:
「どうして20年も前に無農薬無化学肥料栽培を始めたのですか?」とよく聞かれます。
其れは、食と健康の関わりについて書かれた一冊の本との出会いからでした。人間本来の食のあり方はどのような物なのか、何故病気になるのか、医者に見放された人が食べ物によってなぜ病気が治ってゆくのか、等々良い食べ物と、正しい食事のあり方について書かれていたのです。
農薬や食品添加物などの化学物質がどれだけ身体を害しているか、また、穀菜食の基本を忘れ肉や卵や牛乳などの動物性食品偏重の食事が、身体にどれだけ悪影響を及ぼしているか、と言ったことなど、どれも納得のいくことでした。
そして自らも玄米自然食を試み、その確かさと大切さを知る中で、人の健康も、植物の健康も基本は同じではないか、と言う思いから、農薬や化学肥料を一切使わない無農薬有機栽培に取り組みました。
以上が、三尾さんのお手紙の概要です。こんなに思って作ってくださっている食べ物があると言うことは何と有難いことかと思います。
一度味わわれたら、キットリピーターに成られることと請け合いです。
三尾農園 TEL:0739-72-3174 FAX:0739-72-5677
645-0013 和歌山県日高郡みなべ町東岩代228

