住吉踊り 住吉踊りの郷土玩具お米 の穂


豊葦原瑞穂国(とよあしはらみづほのくに)、豊秋津島(とよあきつしま)、豊葦原中つ国(とよあしはらなかつくに)は古代から伝わる日本の国の美称で、いずれもか穀物が稔る国であるという意味を含んでいます。


 どこに?は辞書によると、”五穀(米、麦、粟、豆、黍(きび)又は稗など)のみのりの良いこと”。瑞穂は”みずみずしい稲の穂と言う意味だそうです。


 そんな国の文化は、穀物をはずしては考えられない。


 米の入った字を見ると、

粟奥襖噛粥掬菊鞠粁粂継糊糠麹燦歯屡繍粛粧審粋数精糎粗糟断糖謎粘播粕幡藩釆番蕃粉糞米翻粍迷籾薮来粒料糧燐隣鱗麟類齢憐楼墺奧屎彝彜愾懊旛旙椈氣渊潘澳瀋燔燠礇籵粃粐粤粭粢粫粡粨粳粲粱粮粹粽糀糅糂糘糒糜糢鬻糯糲糴糶繙飜噢噢墦娄婅嬸宩宷嶓嶙嶴彛憟撛敉斴橉橎殩毱滊潾澚澯璘璠璨皤眯瞵磷磻籓籹籼籽粆粇粏粔粞粠粦粰粶粷粺粻粼粿糄糇糈糉糍糏糓糔糕糗糙糚糝糦糩糫糵纇蒾薁諊譒讅蹯餼麴 181

 コンピューターで引き出したら、何と!!沢山の米が並んでいることだと驚いてしまった。


 チョット見ただけでも

 (禾=稲(米)火=元の字は糔(元々の字は虫と火をあらわした字でPCには無い)で稲がたわわに稔ると虫たちが集まってくるので、火で焼き殺し、豊作を祈る)稲刈をして、天日に干し、籾摺(もみす)りし(しいな=もみがら)を去り、玄米とします。玄米を精(きれいに搗いた米、澄んだ心)米すると、糠(ぬか=米と康=丈夫)がとれますが、余り白くなると、粕(かす)になり」栄養価はありません。玄米はよく噛(かん)んで食べましょう。

 平凡な作文ですが、米がどんなに大切な食べ物であるかを、漢字からも推察できます。


 子供に食事作法を教えるときも


手を合わせて、感謝して

「いただきます」

「ごちそうさま」と言うことを教えられ、


食事は「よく噛みなさい」「残してはいけません」

「米の字は分解すると八十八と成るでしょう。そのように、お百姓さんが88回もの手間をかけているのですから、それを、残すのは育てて下さった方の心を踏みにじります」

「副食をそんなに食べては駄目、昔から、お米を少なく食べる人は、出世しないというから」


「米のご飯とお天道様はついて回る」

「稔るほど頭を垂れる稲穂かな。偉くなればなるほど、威張って頭を高くする人は、本当は偉くない。お米を見なさい。籾が多く付いているお米ほどしなっているでしょう」


「どんなにこまっても、米と塩さえあれば生きていける」


ご飯が炊きあがると、先ず、家の神棚や仏壇に”お供え”をしてからでないと、食べることは許されなかった。

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 米に対する思いは、すごい物があります。漢字や言い伝え、諺を眺めていて、忘れてしまっている事が、本当はとてつもなく大切なのではないかと・・・


 親達が折々に教えてくれたことを忘れてしまって、自分勝手に食べてきたなあと思います。


 本当は、タダ与えられた物ではなく、先人達が、旨い米、災害に強い米、もっと収穫が上がる米。寒さに強い米・・・・と農業に携わっている人達の努力の上に、今私は生かされているんですね。