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「リアラ・・・・・我が聖女よ」
「フォルトゥナ・・・・・」
リアラがフォルトゥナに向き直る
「エルレインのやり方はどうやら間違っていたようです、リアラ・・・・・あなたの成すべき事を言ってみなさい」
「・・・・・・フォルトゥナ」
リアラが口を開いた
そして告げる
「私達がすべき事は・・・・・ありません」
「何も・・・・・ない?」
その言葉にリアラが頷く
「そう、人は自分の力で幸福を掴める、それだけの力がある」
それを聞いたフォルトゥナが問いただす
「自分が何を言っているかわかっているのですか?あなたは自分の存在を否定しているのですよ?」
「いいえ!」
その言葉にリアラが力強く否定した
「意味はある!それはカイルに会えたこと!カイルと旅をして得た事!」
「リアラ・・・・・」
それを聞いたカイルが呟く
リアラは続けた
「だから言える!フォルトゥナ!私とあなたは存在してはいけないの!!」
「なんと愚かな・・・・・!!」
フォルトゥナの周りの空気が震えだす
それを察したカイル達が構えた
「あなたは自らは何もできはしない人間達に期待するのですか・・・・・!!」
「・・・・・確かに俺達は、お前にとってはちっぽけかもしれない」
カイルは強い決意を込めた眼でフォルトゥナを見る
他のみんなも同じだった
「でも俺達は、自分の手で歴史を創っていける・・・・・だから」
カイルは言い放つ
全てを否定する神に対し
自分の好きな世界を
両親達が守った世界を守るために
「もう神はいらないんだ!!!」
同時にカイルが蒼破刃を放つ
フォルトゥナは片手で防いだ
「愚かな・・・・・」
それと同時に凄まじい振動が全員を襲った
「な、なんだ!?」
「動いている!?まさか地表に向かって!?」
「フォルトゥナ!!」
どうやら神の卵が地上に向かい動き出している
このままだと千年前の繰り返しになる
それだけは避けなくてはならない
「消えよ・・・・・」
フォルトゥナの手から無数の火球が放たれる
カイル達は防ぐが数が多くて近付けない
「くそ・・・・・」
「なら術で・・・・・フレイムドライブ!」
リアラが術を放つ
しかしそれはフォルトゥナの火球に相殺された
フォルトゥナも詠唱を始める
ジューダスが阻止しようと走り出した
「崩龍斬光剣!」
空中からフォルトゥナに切り掛かるがそこにフォルトゥナはいない
空間転移したのか後ろに下がっていた
「エンシェントノヴァ!」
フォルトゥナが詠唱を終えた
カイル達の周りの空気が熱を帯びる
すぐさま散り散りに離れた
カイル達のいた場所に巨大な火球が落ちてきた
周囲を焼き付くす
「んなろ!」
ロニがハルバードを薙ぎ払った
だがフォルトゥナがまたも転移する
「これじゃあキリがねぇ!」
「ふむふむ・・・・・」
ハロルドが何かに頷く
そして全員に言った
「私が術を放つから全員で最強の技を叩き込んで、それで終わらせるわよ」
「でもあいつ転移しやがるぞ?」
「そこも計算するから♪」
そう言うとハロルドが詠唱を始めるフォルトゥナがそれを阻止しようと火球を放つ
だが火球はカイル達が防ぎ届かない
そこにハロルドが術を放った
「よし♪・・・・・行くわよ、クレイジーコメット!」
フォルトゥナを中心に空間が裂き無数のエネルギーがぶつかる
さすがに転移をしても逃れられないようだ
「うっ・・・・・・」
そこに好機と見た全員が仕掛けた
「炎よ!潰す・・・・・ワイルドギース!!!」
ナナリーが矢を放った
それは無数の炎となりフォルトゥナを襲った
それに続きロニもハルバードを振るう
「叩きのめす!さらにのめす!まだのめす!」
次々とハルバードを打ち込む
止めに大きく振りかぶった
「それが・・・・・ファイナルプレイヤー!!!」
ハルバードがフォルトゥナに当たり吹き飛ぶ
リアラが術を放つ
「フォルトゥナ・・・・・終わりにする!シルフィスティア!!」
リアラの周りに風の妖精が出現しフォルトゥナを包む
次の瞬間に凄まじい風がフォルトゥナを襲う
さらにジューダスが駆けていた
「塵も残さん!行くぞ、浄破滅衝闇!!」
双剣を交差させ闇色の炎を放つ
そして振りかぶり切り付けた
「「「「「カイル!!!」」」」」
全員がカイルに呼びかける
そして全力で仕掛けた
「力を貸して・・・・・父さん!」
カイルが上段から切り付ける
フォルトゥナはまともに受けてのけ反った
「これが、受け継がれた英雄の剣だ!貫け!斬!空!天翔剣!!!」
数回切り付けたのちに最後に切り上げた
それを受けたフォルトゥナが崩れ落ちる
その身体は崩れ始めていた
「神を・・・・・超えると・・・あぁぁぁぁ!!!」
なんとフォルトゥナは立ち上がった
それを見たカイル達は驚いた
「消えろおぉぉぉぉ!!!」
フォルトゥナから巨大な晶力が放たれる
カイル達は避けれない
「ラスト・ヴァニッシャー!!!」
「うわぁーーー!!!」
凄まじい力がカイル達を襲った
全員が倒れる
フォルトゥナも崩壊寸前だが再び再構築されてきていた
「終わりです・・・・・」
「させ・・・・・る・・・か!」
なんとジューダスが立ち上がる
最後の力を振り絞り切り付けた
「貴様に、僕達の世界を・・・・・奪わせない!」
「死にぞこないがぁ・・・・・!!」
ジューダスの眼に揺らぎがない
さらに切り付ける
「僕は、過去を・・・・・断ち切る!」
剣に晶力を込め大きくなる
それを振り下ろした
「魔神・・・・・煉獄刹!!!」
「があっ!!!」
それを受けたフォルトゥナが再び倒れた
「消える・・・・・消えると・・・・言うのかぁぁぁぁ!」
そのままフォルトゥナが崩れ落ちる
そして完全に消滅した
それを確認したジューダスはカイルの元に近付き手を貸す
そしてカイルがフォルトゥナの核であるレンズに立った
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③へ続く