うちの「木下 大輔」という選手の話 | 蒼龍学園プロレス部

蒼龍学園プロレス部の1年生に「木下 大輔」という選手がいます。
選手個人のお話を書くのは初めてなのですが、最近特に活躍してくれているのでフューチャーしてみようかと思います。

 


 

 

 


本編のWWE2K、ファイプロ共に見た目はヒョロヒョロです。
卒業後にプロのレスラーになることを夢見ていますが、入部時点で格闘技経験がゼロ。
入部してから3年生のレスリング&寝技マスターの岩下に基礎から教わっている段階です。
比較的センスはある方で打撃・投げ技はフィジカル面で不利なので、寝技中心に磨いています。
性格は寡黙ではないけど真面目、少し頼りない感じですが、密かに負けず嫌いな感じを表現しようとしています。

■選手紹介ページ
https://ameblo.jp/soryupro/entry-12427833155.html

現在はJUST TAP OUTの新選手のコスチューム(1世代前)をモデルにさせて頂いてますが、キャラ作成当初は特にモデルがいません。
顔もデフォルトで用意されたもので、若干ヨーロッパ系の顔ですね。

視聴者様からはEXITの兼近さんに似ていると言われました(笑)。

そんな感じで当初はあまり強い思いがあったわけでもなく、エメラルドグリーン~スカイブルーの中間あたりの色や関節技を得意とする選手がいなかったので補完する位置付けで作った選手になります。
スター選手にするつもりもなかったので能力も平均より少し低めです。

■個人成績ページ
http://www002.upp.so-net.ne.jp/soryupro/player/06.html

2020年5月24日時点ですが、勝率37.5%/敗率52.2%と総合的には負けが多いですね。
シングルは3回しか勝ってない・・・ちょっと意外。
パラメータのそのものの低さもありますが、この子は1年生の割に上級生とマッチメイクされることが多い印象なので仕方ない部分もあります。

本来であれば脇役のはずの木下ですが、なぜかたまにベストバウト級の印象に残る試合をしてくれます。ニックネームの「忍耐の申し子」の通り耐える試合が多くて、自然に試合時間が長くなるのでドラマを起こす確率も上がっているのかもしれません。
(ファイプロはともかくWWE2Kには耐えることに特化したパラメータがあまりないので不思議)

そんな彼のベストバウトと言える試合をご紹介します。


■蒼龍学園ヤングドラゴン選手権 初勝利がベルト戦

 

 

デビュー戦はもっと体が小さいが総合格闘技経験者の北川翔にあっさり負けます。
その後も3連敗して1勝もしないまま迎えた1年生のベルト戦で大化けします。
(このベルトへの挑戦権はチャンピオンからの指名または抽選なので、どんなに負けていても出れることがあります)

この頃連勝を重ねて絶対王者的ポジションを築きつつあるプロレスの天才TAKUMIが相手で、どう考えても消化試合でした。

序盤~中盤は完全にTAKUMIペースで7分くらいで勝負が付きそうな勢い。
スタンディング不知火も決められてポストに上がってフィニッシュを狙われた時点で終わったと思ったのですが、ゾンビのように立ち上がり飛び技をキャンセルさせるという謎の荒業を連発します(笑)。
その後も得意の飛び技を喰らいながらも返す、返す。
そして、シングル戦にしては珍しく12分超えで、とうとうTAKUMIが根負けして勝利。
初勝利でベルト奪取という快挙を成し遂げました。

(次の防衛戦であっさり負けましたけどね)


■第1回天翔タッググランプリ 1回戦 上級生に混じってもちゃっかり勝つ

 

 

1年生同士がタッグを組むことはあまりない大会ですが余り物同士で1年生のEricと組みます。
3チームによる3WAYで勝利チームが2回戦に進出するルールだったので、圧倒的に不利な立場です。

終盤、Ericが謎の場外ダイブで自爆してピンチだったのですが、他が場外に気を取られている隙に木下が3カウントを奪取します。

(大金星を挙げて大注目チームとなった2回戦でしたが、相手が悪すぎてあっさり負けます)
 

こんな感じでちゃっかり勝っちゃう試合が多いです。



■King of Submission master 開幕戦 劇的大逆転

 

 

恐らく木下の本編におけるベストバウト。
King of Submission masterはサブミッション決着のみの15分3本勝負(2本先取、または時間切れの場合は獲得本数で勝敗を決める)とかなり特殊なルールです。

相手は鞍馬学園の2年生 本屋敷。
サブミッションが得意ですが鞍馬学園の生徒はそもそもフィジカルが高いので、勝っているパラメータと言えば、スピードくらいですかね。

試合は残り5分25秒で1本取られます。
1本取られると若干体力が回復しますが不利な状況には変わりがなく、そのままもう1本取られて負けることが多く、案の定残り4分までガンガン攻められていつ負けてもおかしくない状況。
ここで木下がすごいのは耐えるんですよねぇ・・・諦めない。

そして残り1分40秒あたりでギブアップを奪い1対1のイーブンに。
このまま引き分けでも大健闘と言えます。

しかし、彼は諦めない。
残り1分で怒涛の足攻め。
4の字、裏4の字と連続で慣行して残り17秒で逆転勝利

この大会で逆転勝利はこの試合だけだったと思うのですが、しびれましたねぇ。


■第2回天翔タッググランプリ 予選2回戦 CPUを惑わす頑張り屋

 

 

師匠である岩下と組んで臨んだ大会で、ヒールの2年生 白川と岡田と対戦。
岩下もですがヒールには弱そうなイメージで、案の定翻弄されます。

そんな中でも木下が場外戦で頑張りを見せて岡田がキレます。

(ゲーム上、キレるということはないはずので、そう見えたってだけです)
試合の権利がない木下に突っかかるなど滅多に発生しない現象が起きて、なんか面白かったです。
WWE2Kはヘイト的なパラメータがないと思うので偶然の産物。

最後も2年生の中でも高い能力を持つ白川から3カウントを奪ったりと唯一の1年生なのに目立ってました。


■ファイプロ Impuct!! Boys Be Ambitious 2020 勝ち負けじゃない魅せるプロレス
私が本格的にファイプロを初めて1カ月も経っていなかったと思うのですが、若手の大会ということで何も考えずにエントリーしたのを覚えています。
この頃は得意技が総合評価に影響するとか、塩フォールを防ぐロジックの組み方とか、小+中技の意味を理解していなかったので、相当ヤバイ設定でした(汗)。

 

それにしても、1年生から出すならエース級のTAKUMIや山田サトルを出せば良いのに、なんで木下だったんでしょう。実は覚えてません(笑)。

2日目

※19:33~

20分1本勝負で残り1秒で負けるという記憶に残る負け方を演じる試合。
引き分けかぁと思ってたところで、まったく・・・笑わせてくれます、マジで(笑)。


7日目

※35:27~

1勝したものの20分という制限時間の中で引き分けや敗戦が続いて試行錯誤な試合が続いたまま迎えた7戦目。



彼がやった行動・・・「掟破り」
シャキーンって何事かと思いましたよ。


たしかプレミアライブ配信だったかと思うのですが、思わず「おい!バカ!!」って言っちゃいましたねぇ。
そのあとに石神選手が場外ダイブしてくるし、恐らく試合後に説教くらってます(笑)。



そして、これが布石になろうとは・・・。


最終戦

※40:35~

予選敗退したのですがスペシャルシングルマッチを組んで頂きまして、相手はキャリア30年の伊福部 卍丸選手。いやぁ、もう入場シーンからしびれました。大物すぎて。


序盤は木下の緊張度合いがヒシヒシと感じる展開で、間合い取りすぎ(笑)。
それでもバシッと決められて、アッという間に腕が破壊されます。

実は私、ファイプロで部位破壊されるシーンを初めて見ました。結構リアル。
こりゃこのままペース握られて負けるなぁと思ってました。
頭を踏まれたりヘッドバットされながら「クソガキ」って言われてるのは何かリアルで笑えましたね。



中盤からは得意の足攻めを中心に喰らいついて彼らしい内に秘める負けず嫌いなところが出始めます。
卍固めを喰らったときは終わったと思ったけど耐えたり。
またクソガキ言われながら足攻めをやり返されながら、どんだけやられてもギブアップしない木下。



場外に落として一呼吸ついたところでやってみたくなったんでしょうね・・・・・。



戻ってきた卍丸選手に対して、まさかの「掟破り」
今までやったこともない卍固めをやり返す。



前回控室で説教されたのに懲りないクソガキっぷりを発揮ですよ。
この時もプレミア配信だったかと思いますが「やりやがったwww」って大笑いしました。


あそこまで魅せたんだったら勝てるんじゃないかって一瞬思いましたが、壁は厚かったですね。
それにしても、持っているなぁと。
 



そんなこんなでいつのまにか私の中では特別な思入れがある選手に成長しました。

人によって意見が違うことなのであくまで個人的な考えですが、「勝ち負けより魅せて観客の心に残る試合をする」のが理想のプロレスです。彼はそれを体現してくれる大切な存在です。

 


WWE2Kの試合でも片鱗はありましたが、Boys Be Ambitious 2020を通してキャラクターが出来上がった感があって、出てよかったです。

大会を開催したImpuct!!さん、対戦頂いた方々には本当に感謝しています。
でも、たくさんご迷惑をお掛けしたかと思います、ごめんなさい。


正直、神頼みな部分が多く、WWE2Kとファイプロの両方で同じキャラクターを魅せ続けられるかはわかりませんが、今後も木下を応援頂けたら幸いです。