伝承
母との初詣の日を今日はまた、振り返っていました。ほんとに様々なものを受け取った良い時間でした。自分の本心自分との信頼関係ずっと大いなるものに護られていたことそして、もう一つ、気づいて受け取ったものがありました。それは母から、伝え聞いておかなければならないこと。真っ直ぐな気持ちで、この日は母と過ごすことができて、母がいつも言っていたことが、急に耳に届くようになったようです。その日も、いままでもそうだったように、母は、神社の境内にある、樹木について、わたしにたくさん話してくれました。母は、一緒に歩けば、植物や自然の話しばかりな人です。名前や、効能、言われ、呪文のように、いつもそんなことばかり話しています。いつも、ほげーっと聞き流していたけど、それがとても、大事なことだったと、急に思い始めました。小さな頃から、山や川へ一人で出かけ、平然と過ごしてきた私ですが、必要な知識を母から得ていたから、そうできていたのだと、今更ながらに思います。触ってはいけないもの食べてはならないもの。食べてもよいもの。虫に刺されたら、揉んでつけるもの。川の流れの急な場所。水に気をつける季節。雲のこと。いろんなことをしらずしらずに教わってた。そして、それは、祖父母から、伝え聞いたことなのだそうです。この日、そんな話を母とたくさんしました。今になって、祖父に聞きたいことがわたしには、たくさんあるのです。占い師だった祖父は、おもしろい話をたくさんしていた。なかでも自然界とのかかわりをたくさん盛り込んだ、名づけの技術などは、ひととおり教わったことがあるけれども、ここで、絶えてしまうには惜しい知識。祖父が言うには、その人の名は、一つなのだそうです。それを探すのが、名づけの仕事。良い名前を付けるのではなく、その人の名に、限られた情報と、時間の中で辿り着けるかどうかなのだと、生前、祖父は話していました。母とそんな話をしていたら、祖父の書物や書き残したものを、見せてくれることになりました。そして、母が知っていることを今のうちにたくさん、伝え聞いておこう。「昔の人の残したことを、大事にしなさい」この日、母から、そう言われた。たぶん、ずーっと、そう言われてきたのだろう。耳に入らなかっただけで・・。今、わたしが夢中でやってることは、昔の人の残したことの意味を、探ることだから。この日、母から教わったのは、なぎの木のこと。葉がお守りになるとのこと。調べてみると、葉脈が縦方向のみにあるため、引っ張っても容易に切れないので、夫婦円満や縁結びのお守りになるのだとか。また凪とかけて、航海の無事を祈る船乗りのお守りにもなったらしい。お守り袋や、鏡の裏にしのばせるとよいそう。なぎには、凪、和ぎ などの意味があります。和やか、穏やかな状態。紫の実が、とても素敵で見てると不思議と心が和む樹でした。そんな気持ちになることも、名前の由来かもしれない・・。葉っぱを取ってくるのを忘れた。淡島様へのお参りもかねて、また、あの神社へいこうと思います。すず