今のシステムは、音が石か球か、というと石に近いと思う。

これではいけないと思う。

最近久しぶりにオートグラフを聴いて、その思いが強くなった。

 

多分プリなんだ。

真空管らしい音を出してたのは今思うと、

二段増幅のシングルのOPT出力。

この時だったと思う。

今そのアンプを作っても解像度が我慢できなくなると思う。

 

ああ、CDだからそう聴こえるのかも。

アナログを掛けたらそれっぽく聴こえた。

ああこれだ。

 

ただ今のプリは差動部のカソードをFETから抵抗に換えるだけなんだが試してみようと思う。

解像度・広がり(石)を取るか、音色(球)を取るかになると思う。

 

今のプリは少し問題が有って、小音量時VRつまみを回すと右から「ばちっ」っと音がする。

チョークあたりから「むー」っと音がする。

 

 

そういえば最近は弦楽四重奏とか聴かなくなった。

私はシステムの得手不得手:その時の調整・回路=音、で聴く音楽が決まる気がする。

最近好んで聴くのはポップス、ジャズ、アニメのサントラだ。

高解像度システムで効果を発揮する。

そういえばチャイコフスキーの弦楽セレナーデを掛けてないな。

弦のささくれだったというか、ぞりっとした音を聴きたいときにはこのCDを掛けるんだ。

 

 

オートグラフ聴いて、思い出した。

段々石寄りの音になっている。

 

20251216

パワーのIPTをA‐8713に交換して鳴らしてみる。

二台並べてみたらIPTが隣のチョークに近づいた。

 

やっちまった。

 

まあいい。音出ししてみる。

これががっかり。

前の音が良い。

パリッとしてしまった。

ハムは出てないようだ。

この配置角度が良いのかな?

 

 

翌日再度鳴らしたら化けてた。

横の広がりが凄い。

ほんと、凄みを感じる。

パリッとしたのは少し収まった。

凛としたこのトランス独特の音が良い。

ああ、この音が好きなんだ。

NP‐126とのマッチングも良いと思う。

 

昨日より少しハムが有る。

左チャンネルの電源を落とすと右チャンネルのハムが消える。

やっぱ良くないな。

 

20251215

現在のパワーアンプはIPTに東栄変成器の600‐10kZを使っている。

このトランスは高域が10k位からカックンと下がってるがNP‐126との相性が良く低域が伸びていたので使っている。

 

こいつをタムラのA‐8713に戻してみようと思う。

初段のグリッド抵抗になる二次側抵抗は7.5k+7.5kにした。

これで一次側はほぼ600Ωになると思う。

 

 

ジャックを付けるのが面倒だったので切った低グレードのRCAケーブルを直付けした。

これで低グレードのハンデを潰したい。

 

 

で、問題はハムだ。

チョークに近づくとこのIPTはハムを引くようである。

今のパワーは電源トランスが熱くなるということで整流管を電源トランスから離した。

よってチョークがIPTに近づいた。

多分ハムを引くのでIPTを離すために寝かしてみた。

 

 

これでどうかな?

 

20251215

オートグラフは真空管系の音。

父親の社長だった人はトランジスタ系の音。

うちのはトランジスタ系に近い。

あれ?こんなはずじゃあ・・・。

やっぱ差動増幅はカップリングコンデンサを使わないからこうなるのか?

 

 

 

 

それからパワーのIPT、600‐10kZ。こいつはF特が10kからすとんと落ちる。

 

負荷抵抗を変えたのが上グラフで、6k+6kが良かった。

このトランスはプリのNP‐126とのマッチングが良いのだ。

音が元気だ。低音が一番伸びる。

けど10k以上が気になってきた。

今はサブウーファーで低域は厚すぎるくらいなので、もう少し高域寄りにしてもいいかな?と思い始めた。

 

IPTを600+10kZからタムラのA‐8713にしてみるか。

 

トランスは10kのA‐8711が良いのだが手に入らない。

そしてここは直流を流せないトランスが良いと思うのだが。

 

 

 

20251213

東京に出かけるときは車で守谷駅に行く。そして電車を使う。

早く帰ってきたのでラーショを探したら駅の割と近くにあった。

そうだ、前回対向車線であきらめたんだ。

 

今回はナビで向かったら対向車線を横切らないといけない。

そして中央分離帯が対向車を塞いでる。

おい、こんなとこ行けない。

戻って遠回りして何とか入店。

夕方4時頃だったがすぐに着席で来た。

メニューに気が付かず、壁の張り紙にはネギチャーシューが無かったので口頭でおばちゃんに有るか聞いて注文した。スマホに集中して出来上がりが気が付かなかった。

おっちゃんに「お客さん」と呼ばれて気が付いた。

まずは豆板醤を掛けてネギを捕食。

おお、ゴリゴリのネギだ。悪くは無い。

麺は緩め。あとから来たお客さんが麺硬めで頼んでた。

私は悪くは無いと思う。

そしてチャーシューだ。

盛りが凄い。

どんぶりの縁に一周置いてある。

食べてみるとトロトロまでは行かないくらいに柔らかい。

スープは半透明だ。

あ、やっちまったか?っと思ったが味はしっかりしてた。

ここもスープを飲み干してしまった。

しまった。またやっちまった。

でもスープがおいしいんだよな。

 

値段はラーショの中間位。

このご時世、全店¥100位上げても良いんじゃない?っと思ってしまう。

 

この店来るのにぐるっと遠回りしなければならないのが難点。

 

でも満足。

 

20251207

前回プリとパワーを繋いで測定したF特に変なのが有った。

 

パワーのIPTの特性に近いのが上グラフ赤線なのだが、右チャンネルを測ると青線になる。なんでこんなに伸びるのだろう?

低域が良くないので負荷が軽い?

 

プリ、パワー単体で測ったが問題ない。

プリとパワーを繋いで測ったが、再現されなかった。

あれ?なんで??

 

グラフをもう一度見てみた。

表より

10kHzがー0.48dB うん

 40kHzがー6.3dB  うん?

70kHzがー8.5dB  え?

 

グラフは

10kHzがー0.3dBくらい。

40kHzがー0.4dBくらい。

70kHzがー6.3dBくらい。

 

あれ?これって10kはグラフでは40k、

40kはグラフでは70k・・・

一個ずれてる。

もう一度グラフを作り直したら直ってる。

 

Excelのバグかな。

Excel2003なんてふるいの使ってるからな。

 

まあ、アンプがおかしくなくて良かった。

 

20251209

電源のコンデンサーを一個新品にした。

電圧が上がり、音が良くなった気がした。

先日パワー単体でF特を測ったが、発振器の出力が600Ωで合わなかったか なんかいまいちだった。

そこでプリを繋いで再度測定した。

まずは歪率。

何故か良くなっている。

 

3%で16W。

そしてF特。

 

結構良いと思ったが、なんじゃこりゃな結果になった。

ちなみに前回パワー単体で測ったものがこれ。

 

上グラフの赤線。

ちなみにトランス単体で測ったものが下グラフ。青線が負荷6k+6kで高域がフラットに近い。

 

高域はこんなもんだろう。

しかしなんだ?

今回測定結果が悪すぎだ。

SuperBassSoundのCDを掛けても低域は充分出てる。

 

っと思ったら、サイン波ではなく矩形波だった。

 

 

ありゃりゃ。やり直しだ。

 

 

 

20251206

タノンイキングダム15の方が紹介してくれて、ある方の家にお邪魔した。

そのスピーカーは、タノンイ「オートグラフ」

ユニットはHPD385、エンクロはティアックらしい。

高校の時の先生と同じだ。

 

最初は大人し目で掛けてた。30年前の高校の先生の音を思い出した。

これだ。この感じ。この弦の感じ。

少し強いかも。

アンプがKT88のPPなんだ。

その代わり低音が凄い。ビリビリ鳴ってる。

このユニットは低域が下まで伸びてないと思ったがそんなことは無い。

キャビを揺るがしてそれっぽく聴こえる。

この低音、官能的なんだが、どうも嘘っぽく感じてしまう。

話を聞くと、床下にコンクリートを基礎に抱かせて2m打ったのだとか。

どうりで。普通は床板を振動させるエネルギーが全部キャビに行ったのだ。

 

段々中域のきつさが気になってきた。

ネットで検索すると、ネットワークが劣化してるらしい。

そりゃそうだ、40年経ってるとのこと。

電解コンデンサー、エナジーセレクター、端子。

そういえば高校の先生もなんかやってたな。

ホーンが鳴ってない、とか言って店長呼んでたし。接触不良だったけど。

 

でもやっぱり音楽に入っていけるんだ。

それだけのシステムではある。

唯一無二なんだな。

 

各機器を。

パワーアンプはSAGE音響のKT88PP。パートリッジのOPTでマッキンのMC275に近いのだとか。

プリはエレキットみたいだった。多分フォノイコ付き。

タンテはトリオの多分KP‐800Dでアームが別物っぽい。

カートリッジはMC‐Xのどれかだと思う。

 

CDはDVDプレーヤーで安価なもの、とおっしゃってた。

 

まあやはり人それぞれだが、やはりオートグラフは300Bが良いと思う。

プリは#7では面白くない。

何が良いのかなぁ。ザイカ?

 

最後にセッティングについて、進言みたいになったが聞いてみた。

8畳二つ繋いだ部屋の短辺にスピーカーを置いているが、フロントバッフルは正面に向いている。

オートグラフはコーナーホーンなのでコーナーに置くのが普通だ。

そうするとフロントバッフルは45度の内振りになる。

このスピーカーはそれでも定位する。

それをしたいが部屋がもう少し広く欲しいのだと。

 

だよな。

 

そして気になったのが、高域ホーンの放出位置が頭の上。見上げる。

1.5mも有るスピーカーでソファに座って聴くとそうなるわな。

でもそれで違和感が無い。

高域が落ちてるとか像が結ばないとかいうのは無い。

うちのスピーカーも結構(過去一)高くしてるが違和感無いんだよな。

むしろ床の影響が減っていいんじゃないい?なんて思う。

 

 

このスピーカーは生活の変更を要求するなぁ。

 

しかしこんなわけ分からん私を招待してくれた方に感謝する。

 

20251130

私は2か所でネットワークオーディオを聴いたのだが、どちらも好きではない。

パッと聴き、凄い良い音なんだが、なんかダメなんだ。

特にあの低域。

量感は有るのだが、下の方がカットされてる気がしてならない。

輪郭が完全に再現されてない、って言うかなんか違うもの。歪曲されている、というか。

二本足の足首から下が無い、って感じ?

異質なんだ。

もういいよ、ってなる。

 

私の中でもランク付け。

 

オープンリールテープ

カセットデッキ

チューナー

レコード

CD

DAT

MD

 

紐系からレコードに下がってデジタル。

私にとってネットワークオーディオの音質はMD並みだ。

なんか再現が歪曲されてる。

いや私は手軽ということでは使わないと思う。

 

20251201