以前にも書いた我が家のおおばあちゃん(私の祖母)95歳。
とっても逞ましいシングルマザーの大先輩です。
昨年の春頃から少しずつ弱ってきていましたが、初夏のある日、腎盂腎炎で入院。
血圧が下がり、意識もなくなり、「今晩が山、会わせたい人を呼んであげて」と主治医から言われました。
県外の親戚も駆けつけてくれました。
私は、95歳、腎盂腎炎、敗血症性ショック、、、となれば厳しいだろうと、、
しかし、孫としての私は、おばあちゃんの底力を信じていました。普通では考えられない根性と体力のスーパーレジェンドおばあちゃんですから

その期待通り、薬が効き始めて、徐々に回復!奇跡的に一命を取り止めました
しかし、その後も一進一退の約1ヶ月の入院。その間に認知症の症状が出現。私を含む家族の名前を言えず、食事も拒否。
このまま元のおばあちゃんとお話しすることはないのかな、、
とも思ったけど、、諦めずに、栄養療法を試してみました。
長期の栄養失調状態による二次性の認知機能低下と考えてビタミン剤を内服させたところ、、みるみる認知機能が回復!食事も取れるようになりました

その回復には主治医も驚いていました。
しかし、体力は弱ってしまい、寝たきりになってしまったので、そのまま家の近くの介護施設に入所しました。
それから数ヶ月、、
元気に歩いています
それは私の予想以上の回復でした。
起き上がることもできなかったのに、リハビリを頑張り、トイレも自分で行けるようになりました。
私達が行くと、笑顔でひ孫たちと握手して喜んでいます。
お正月には毎年恒例の一族集結しました。おばあちゃんもその日だけ外出して久々の帰宅!
ひ孫は昨年1人増えて16人!
久々に帰宅したおばあちゃんでしたが
「施設の方が快適だわ!」
といって、名残惜しまず施設に帰りました。
バブル期にがむしゃらに働いたおばあちゃんは年金だけで経済的に家族に頼らず施設で快適に過ごし、訪れる家族との時間も楽しんでいます

どこまでも前向きで逞しいスーパーおばあちゃん!
私もここまでたくましいお婆ちゃんになれるかなー、、
シングルマザーのレジェンド。
高齢者の診療について改めて考えさせられました。高齢だから、、と諦めずに治療することでこんなに回復するんだ、、と。
家族みんなが驚いているおばあちゃんの復活劇です
