前回の記事で書いた通り、当教室で使用しているそろばんの問題は初中級レベルまでです。
暗算ができる上で必要なことは、「そろばんで難しい問題をできるようになること」ではなく、(簡単な問題でいいので、)「そろばんをすばやく正確に弾けること」だからです。
そして、簡単な問題を使った方がスモールステップになるからです。
ですので、加減算のそろばんは3桁5口という初級レベルの問題を、いかにすばやく正解できるかという練習に取り組んでもらっています。
ですが、そこで1つ気になることが。。。
スピードは中級・上級レベルに達しているものの、3桁5口の問題でポロポロ間違えているメンバーがいることです。
そして、そういったメンバーに限って、間違い直しに(しっかりと)取り組んでいないことです。
そんなメンバーに気付いてほしいので、もう一度声を大にして言っておきます。
そろばんで3桁5口は初級レベルです。
中上級者にとっては、全問正解して当たり前のレベルなんです。
1問でも間違えたら、「こんな簡単な問題で間違えちゃって悔しい。」と思って、間違い直しに取り組むべき状況なんです。
いつもいつも間違いがあるのなら、「まずい、何か悪い癖が付いてしまったに違いない。」と、もっともっと必死に間違い直しに取り組まなければならない状況なんです。
過去記事:間違いが多いってどのくらい?~そろばんのあたりまえ体操~
過去記事:同じ問題で二度と間違えないために
間違えることへの意識を変えましょう。
スピードだけでなく、正確さも上級レベルを目指してください♪
※かけ算、わり算は中級レベルの問題まで使っていますが、上級者には同様です。