
当教室では「いつも正解率90%を意識してほしい」という話をしています。
正解率90%を達成するには、「間違いの数」を「答えを書いた数の十の位の数字」以内に収めることが必要です。(こちら)
例えば、19問答えを書いた場合は間違いが1問以内なら正解率90%を上回りますが、2問以上間違えると正解率90%を割りこんでしまいます。
このような話をすると、「正解率90%なんて無理だよ」という反応を示すメンバーが少なからずいます。
ですが、正解率90%ってそんなに凄いことなのでしょうか?
例えば、正解率90%の人が10問答えを書いて10問全部正解する確率は約35%です。
正解率90%でも3回に1回程度しか10問連続正解できないのです。
さらに正解率90%の人が20問連続正解できる確率はたったの12%で、30問連続になるとわずか4%しかないのです。
正解率90%でも30問連続正解できるのは25回に1回程度なのです。
満点を狙うのであれば正解率90%でも十分ではないのです。
過去記事:3問連続正解、実は結構大変です
もちろん、初めから正解率90%が取れなくてもそれほど気にする必要はありません。
今まさに上手になるために練習をしているところなのですから。
ですが、正解率90%を割っているにも関わらず、間違い直しが終わったからと授業中でも休憩してしまうようでは、いつまでたっても正解率を上げることなんて叶いません。
ましてや間違い直しもせずに休憩しているなんて論外です!
「正解率90%なんて無理」ではなく、「正解率90%なんて行って当たり前」という気持ちで練習に臨んでもらいたいと思います。
過去記事:間違い直しや穴埋めはチャンスです
ちなみに20問以上答えを書いて1問間違いで正解率95%以上になります。
正解率95%の人で30問連続正解できる確率はようやく20%を超えます。
5回に1回は30点満点を取れる計算です。
満点を狙おうという上級者であれば、「最低でも正解率95%」くらいを意識してがんばってください♪