千葉県南房総市千倉町大貫
檀特山
小松寺
【 御本尊:薬師瑠璃光如来 】
【 真言宗 智山派 】
【 ご詠歌 】
「 小松寺と きいてたずねて きてみれば
ふしぎなるもの おとおうが滝 」
奈良時代の役小角により小さな庵が建てられ
養老二年(718年)お堂に建て替えられ
「巨松山 壇特寺」として開基
平安時代前記に火災により全焼
しばらく廃墟となりましたが
延喜二十年(920年)に
安房守住吉朝臣小松民部正壽より再建
壇特山巨松寺と改められ
七堂伽藍が整い薬師如来が祀られました
気持ちよさそうに寝ています
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小松寺の七不思議
1.晴天の雨
延喜21年(921年)2月15日に小松寺が再建され
お祝い式典が行われた際
安房守の嫡子、千代若丸が稚児行列に参加すると
伊予ヶ岳に住む天狗が現れて
千代若丸をさらってしまいました
この事件により従臣の乙王は小松寺の前にある滝に
身を投げて亡くなってしまったという伝説がある
このようなことから毎年2月15日には
小松寺周辺に雨が降ると言われている
2.土中の鐘
昔 小松寺の鐘が山津波で流され
仁王門の仁王像が鐘をつかんだのですが
片腕とともに鐘が瀬戸川に流されてしまいました
この時以来 大雨が降ると瀬戸川から
「小松恋しや、じゃがらがん」という鐘の音が
聞こえるようになったという伝説
3.暗夜の読経
真夜中になると小松寺本堂の床下から
読経の声が聞こえる日があるという伝説
4.天狗の飛び違い
小松寺の前にある山には天狗が住んでいました
この山の樹木を無断で切った者が
大怪我をするという伝説
5.半葉の樒(しきみ)
小松寺を創建された役小角が
樒の葉を半分にして本尊にお供えしていると
境内の樒の葉はいつのまにか
半分の葉になってしまったという伝説
6.七色が淵
小松寺の前を流れる川で一休みすると
川の水の色が七色に光って見えるという伝説
7.乙王が滝
1の晴天の雨で乙王が身を投げたとされる滝のこと
ご詠歌にある「おとおうが滝」はこの滝です
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