一昨日の12月21日、ベラルーシの首都ミンスクで重要な協議が締結された。
今月上旬に開かれたノルマンディ四ヶ国首脳会談に基づいて三方会議を行い、エネルギーに関する協定を締結した。
出席者は欧州議会連盟の議長、ロシア国営企業ガスポロム(Газпром)の代表、ウクライナ国営企業ナフトガズ(Нафтогаз)の代表だった。
主な内容はロシアよりウクライナを通じてヨーロッパ諸国へ天然ガスの供給に関することで、詳細が三方に合意されたうえ調印された。
今後五年間、ロシアはウクライナを通じてヨーロッパ諸国へ天然ガスを提供し続けるという新しい協議だった。
ウクライナは騒乱が起きて以来、ロシアとの仲が悪化したため天然ガスの供給にも影響が出た。自身よりもヨーロッパ諸国の被害はもっと深刻らしい。今回の会談は三方とも納得に行ける内容で収まり、みんな満足した。
これで今後五年の間に、とりあえず、エネルギーに関する危機や騒ぎがあるまい。
ウクライナ騒乱発生後、EUは米帝に強要されたままロシアと対立し、経済制裁までやらされたが、エネルギー(天然ガス)は大いにロシアに依存しているので強硬な立場で続けると困る。さらに経由地のウクライナはロシアとの反目を深めるともっと不安になるので、やはり円満に解決してほしい、というEUの願いであろう。
全体的には順調に進んでいるが、今回の首脳会談でドイツとロシアは論争を交わした。
今年の夏、ベルリンで一人のグルジア(ジョージア)人、ゼリムハン(Зелимхан Хангошвили)氏が射殺された件について、ドイツ警察の調べによると容疑者はロシア人だったため、両国の間に外交問題が生じた。
ドイツ側がロシア当局が関与した疑いがあるとして、首脳会談でメルケリ首相はプーチン大統領に説明を求めたが、プーチン大統領の答えは:
“同人はグルジア(ジョージア)国籍だが、民族がグルジアではない。ベルリンで何か起きたかは知らないが、容疑者はモスクワ地下鉄爆発事件をはじめ、数多くのテロを主導して多くの平民を命を奪った。同人に殺された人数は98人に達し、決して一般人ではない。”
納得に行ける返事を得られなかったドイツ当局がその後、二名のロシア外交官を追放した。これに答えてロシア側も二名のドイル外交官を追い払った。
参照した資料はこちら:
https://www.vesti.ru/doc.html?id=3219139
https://www.vesti.ru/doc.html?id=3222950
https://www.vesti.ru/doc.html?id=3218262
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