飛行機の中で読み続け・・・やっと読めた!めちゃめちゃ分厚かった。途中、中だるみもして読んでいない時期もあったけど読み終わるとなかなか面白かったのです。オーストラリア人の作者でオーストラリアもすこ〜しだけ出てきます。


母が男を殺害する現場を目撃した主人公。事件から50年が経ち、母の人生が幕を閉じようとしている時にその謎解きが始まります。主人公が母の秘密を追いかける2011年の話しと、母が実際に生きた1930〜40年代の話しが交互に展開され、二つの物語の距離がどんどん縮まっていくところが魅力的な作品です。8割くらい読み終わった時になんとなく母の抱える秘密の外枠が見えるのですが・・・ここからもう一山!最後に描かれた、心温まる小さな人生の交錯がこの物語の後味をとてもよくしてくれます。


1930〜40年代。戦争で皆が思うような人生を生きられない時代。Jimmyが彼女のDorothyと結婚しないことについてVivienがなぜ愛し合っているのに結婚しないの?と問いかけます。

 

Why are you waiting to get married, Jimmy? You’re in love, aren’t you? You and Dolly?

 

Yes

 

Then why not do it now?

 

 

この結婚が完璧なモノになるように時期をみているんだと(お金が貯まったら結婚しようとしている)いうJimmy

We want it to be perfect.

 

 

What could be more perfect than marrying the person you love?

 

 

皆が愛する人と結婚できるわけじゃなかった時代。「愛している人と結婚できること以上に完璧なことってあるの?」というVivien。Vivien既婚者なのですがJimmyに少〜し恋心を抱いているという切ない設定なのですはぁはぁ