足跡 仕事を辞めるということ

足跡は、私がオーストラリアで看護師になるまでの2010～2014頃の個人の回想記録です（毎週日曜更新）。制度や法律は毎年変わり、個人の経験やビザの状況によって看護師になる方法や期間は変わりますので、留学の際には最新の自分に合った情報をお探しください。

         

2010年、オーストラリアで看護師に・・・と考えてから、一番最短での大学入学は2012年の3月。半年くらい語学学校に行くことを考えると2011年の夏には渡豪しなければいけない。保健師として働いていたので、辞める時期は年度末の1回だけ・・・ということは、職場に言わないといけないと、気づいた2010年11月。まだ、オーストラリア行きを考え出して半年弱。

返ってきた上司の言葉は、

 「それは、夢みたいなことなんちゃうんか？」


そう言われて、腹が立つ前に「確かにな～」と納得してしまう自分。仕事を辞めてしまうということにすごく不安が募る。夜勤のない、残業代もきちんとつく、人間関係もいい職場。多分、こんな条件で働けることはこの先ないだろう・・・辞めてもいいの？？もし、海外で看護師になれなかったら！？の繰り返しで決められない→家族会議


 「オーストラリアで看護師になるには、まず大学の入学認めてもらわなあかん、英語の試験クリアせなあかん、とりあえずそれができるのか確実にしてから仕事辞めたら？」

1年見送るということ

この勢いを止めてしまっていいのか・・・

 「1年後に気持ちが変わってしまったら・・・？」


 「そりゃ、そんだけのもんやったんやで。仕事しっかりしたらええねん。辞めさえしてなかったら何とかなるわ。貯金ももう少し増やしていけるから、悪いことばっかりじゃないと思うけど」


確かに、仕事を辞めたわ、大学入学できませんでしたとか、英語の試験合格しませんでしたってなると、何も残らない！さらに、エージェントさんに相談してみると、大学の入学許可を2012年に出してもらいそれを2013年入学に変更ができるらしい


そして、1年後。大学入学の許可証ときちんと卒業まで暮らしていける貯金、さらには永住権をどう取っていくかまでの計画を持った私は、「夢みたいなことじゃなくなった」と自信を持って退職へ。職場の人も、理解を示してくれて円満に退職することができました。貴重な貴重な1年間だったと今でも思っています。