足跡は、私がオーストラリアで看護師になるまでの2010~2014頃の個人の回想記録です(毎週日曜更新)。制度や法律は毎年変わり、個人の経験やビザの状況によって看護師になる方法や期間は変わりますので、留学の際には最新の自分に合った情報をお探しください。
あしあと(左) あしあと(右)   あしあと(左) あしあと(右)   あしあと(左) あしあと(右)

オーストラリアで看護師になるために大学に行くには、どうやらIELTSという英語の試験がいるらしい・・・。話す、聞く、読む、書くの各分野9点満点。入学基準を6.5か7点に設定している大学が多い。とにかく受けてみないことには、自分の英語力もわからない。

と、いうわけで

花2011年2月12日、初めてのIELTS。
証明写真眼鏡はだめ、鉛筆指定、消しゴムのケースはつけない、飲み物は透明の水のみ(ペットボトルのラベルは外す)、他の荷物は一切持込めない(今は、指紋認証も必要になっているようです)。試験の説明は英語で始まるし、何かとんでもない所に来てしまったなぁと思った初回。

ところが、思ったより結果が良かったルンルンIELTSの奥深さを知らない私は、「少し勉強すれば6.5取れるかも」という甘い目測のもと次の勝負へと挑んでいくのです。




花6ヶ月後の8月13日、第2回。
ドラマ「グレーズアナトミー」にはまり、夜な夜な徹夜で見ていたら(英語+英語字幕)リスニングが飛躍的に伸びる。ライティングさえ取れれば目標達成!次で取ってしまおう。ライティングのオンライン添削も利用し始めていたので、取る気満々。




花翌月9月17日、第3回。
一番勉強して受けた、試験が一番悪い。おまけに今まで取れていたスピーキングの点数まで下がり出した。





花いやいや、こんなはずではとさらに翌月10月8日、第4回。
初めてライティングが6点に!と思ったら今まで取れていたスピーキングが5点。

しっかりと負のスパイラルに入った私。



花2012年2月4日、渡豪の5ヶ月前に受けた5回目。



結果、0勝5敗白旗(降参)
費用*25,380×5=12万6千900円



今になって思うと、私の英語力をよく現した結果でした。IELTSの試験は、環境、教育、医療、政治、経済と、色々な分野の問題が出題される。私の総合英語力は5.5点くらいで、それが自分の得意な分野になると6~6.5点まで跳ね上がるけど、苦手の分野になると5点まで沈んでしまう(得意な分野は語彙も多くて、アイディアも湧いてくるけど、苦手な分野は日本語で聞かれてもう~んと考えてしまう)。ちなみに、ずいぶ~~~~ん昔に受けたTOEICは600点くらいだったかな?←参考までに。


大学に行くためのIELTSの点数が取れない・・・それでも、門戸を開いてくれるのがオーストラリのビジネス上手な優しいところ。大学付属の語学学校に通い、決められたレベルのクラスを合格するとIELTSなしで大学の入学が可能。すっかり戦意喪失していた私は、最終的に語学学校の手続きへと進んでいくのですなみだ


<追記>
このIELTSの結果を提出して、語学学校に必要な期間が6ヵ月と定められたので、渡豪が2012年7月と決定しました。


結局IELTSの点数はとれなかったのですが、語学学校に行って本当によかったです。大学付属の語学学校では、実際に大学で書くエッセイの練習をします。参考文献の書き方から、エッセイで使う表現まで。大学に入学すると、その技術は持っているものという前提で授業やら宿題は進んでいったので、まぐれでIELTSで点数を取ってしまい語学学校に行っていなかったら・・・と思うとちょっとぞっとしました。