こんばんは お久しぶりです。
ブログの頻度は低い方だと思うんですが、ちょくちょく見に来てくれる方がいるようなので
とてもうれしい今日この頃です。
ブログの作成にあたって内容だけでなく文章のレイアウトなんかもいじることができるんですが
以前いじろうとしてぐちゃぐちゃになった事を思い出し、手が止まる事実。

さて、今後何かの目的を持った記事以外を「雑記」と称しまとめていきたいと思います。
テーマは相変わらず日常ですが、雑記以外の時は何かテーマを決めて書いていますので
「普段こんな事考えてます」的な内容はすべて雑記に押し込もうかな、と思います。

最近、「アー僕なにしてんだろ」って思う事が多い気がするんです。
ぼーっとまとめ記事サイト巡回したり、ゲームの記事見たり、えっちぃサイト見たり
そんなんでプライベートの時間がつぶれています。
それこそ4月は忙しい!って嘆いていたと言うのに、すっかり気が抜けた感じがします
目的を失いかけているというか、気持ちが抜けているんですよね。
僕はこう、決意をする瞬間っていうものをどうにも実感できないというか
「これをしよう!と思ったときには既に行動しているものだ!」的な。こんな感じだっけジョジョのあれ。
殺す!とは言ってならない!殺した!なら使っていい! だっけ。
閑話休題。
そんな訳で自分を奮い立たせる為に色々手段を講じているんですが、
やっぱり心を動かす物語に触れるっていうのが個人的に一番いいやりかただなぁ結論がでました。
元々3月下旬あたりで「あおかな」をプレイして、めっちゃやる気に満ちていたのもあり、
その後それほど心揺れる作品に出会っていないのかなーって。
でも、そんな毎月感動する物語に触れるって現実問題無理じゃないですか。
だから考えたんです。 自分で創ってみようって。
と言うわけで自作小説書き始めました。

「おいおいお前声優めざしてんじゃねーの」っていう心の中で突っ込みがすごいんですけど
そもそも空想というか妄想が大好きな質なので、
実は声優とかより作家向きかもしれないとか色々考えるところもありますが、それはまぁ置いとくとして。
ネットに上げたら間違いなく黒歴史なんで上げるつもりは無いんですけど
これが結構楽しいってことがわかりまして。
僕は公務員系の学校に通いながら一体何を目指そうとしているのか。
そんな迷走具合を想う、今日この頃なのでした。




お久しぶりです。 蒼空です。
と言っても毎回読んでくださる方もいらっしゃるかわかりませんが、
読んでいてくれたらうれしいなぁ、と思いつつ筆を執る次第です。

さて、近況を報告させてもらおうかなと思います。
ずっと前に記事にした(気がする)ナレーションコンテストの締め切りが間近に迫りました。
明日出さなきゃ期限に間に合わない可能性大というホントのギリギリです。


・・・・・そんな練習する時間なかったや。

実は少し前からお金を貰って軽いライティングをしています。
あ、ここじゃないですよ? こんなんで貰えたらいくらでもやりますとも。
そのせいかブログを書く時間をごっそりそれに持って行かれ、
さらには学校の研究課題のせいで3日近く学校で睡眠を取るほどPCにかじりついて
文章を作成していました。
おかげで周りの2,3倍の資料ができあがりましたよ。 


閑話休題。
私が今回ナレコンの応募にあたって声を当てた文章は新美南吉というかたの短編、
「落とした一銭銅貨」
という作品になります。
と言いつつまだ録音できていませんが、親が起きてるとうるさいので今夜こっそり撮りますのよ。
兎に角、この作品はなんというか、やさしい世界が広がっている点が気に入りました。

まず一銭銅貨を雀が拾います。その時点で可愛い情景です。
しかもその雀は仲間に出会う度に自慢するのです。 ほほえましいね
帰り道に落として悲しい思いをしますが、ふきのとうさんに銅貨の場所を教えて貰います
なんて優しい世界なんだ。
これを3分間で表現します。

ナレコンでは基本3分間で声を使った表現を行います。
歌っても良いですがナレーションを含まないものは認めないそうです。
この3分という時間。素人にはなかなかにしんどい時間です。
1分、2分ならば、詩の朗読や有名な小説の一場面を切り取るのは容易いです。
また、5分になればショートストーリーを丸ごと朗読できる時間になります。
3分は、非常に難しいです。
朗読の基礎知識が無ければそもそも作品選びからして時間がかかります
実際かかりましたし。 ひと月弱かかりましたし。
さらに3分くらいで読み切るスピードの調節も難しいです。
もちろん、素人が2ヵ月で挑んで賞が取れるかと言えば ほぼ無理でしょうね

なので時間ギリギリまで粘りました。 まだまだ練習して、今夜3時くらいに収録かな。
只でさえ学校の研究課題で寝てないのにまだ体を酷使する。 なんか心地よいよ?

さて。 さすがに文を書き続けていると眠くなってしまうので、今日はこの辺で失礼します。
結果発表と添削の返送は7月なので、これが終わったらたっぷり休むとしますかね。
・・・・土曜日朝6時起きでボランティア行くんですけどね
一ヶ月ほど前でしょうかね、ハガレン実写映画化の噂を聞いてすこし記事を書かせて貰いました
それでですね・・・・


まじで実写映画化するらしいっすよ!!!

どうすんのまじで・・・・


気を取り直してやっていきます。
実は少しキャストが公開されていまして、
エドはやっぱり山田涼介くんが演じるそうですよ。
で、エドは20歳に設定変更するらしいです。

まぁ、山田くんのビジュアルで少年っていうのはもう無理があるよなぁって思います。
確か暗殺教室も中学生→高校生 に設定変更があったんだよね。
暗殺教室の場合では結構えぐいことやってるから、何も知らない子供がみたら
「中学生ってこんなことすんの・・・?!」っていうヤバイイメージついちゃうかもしれないし
悪い事では無いのかもしれないけど。

さぁて。
今回のキャスト発表及び設定変更について3つほど突っ込みがあるのでまとめていきますよっ
1.エドの性格
いやさぁ、エドって言えば超勝ち気の自信家でドチビっていうイメージが僕にはあるんですよ。
幼少期は田舎暮らしや師匠とのブリッグズでの修行など、
人の闇っていうものをあんまり知らずに過ごしてきた事が大きな要因だと思うんです。
幼さ故の決断力、行動力っていうのがあるじゃないですか。
知識もある。頭もいい。戦闘もこなせる。   だけど子供っぽい。
っていうのが序盤から中盤におけるエドの魅力だと思うんです。

今回山田くんの起用にあたりエドは20歳に。 
20歳っていうのは多感な少年期を過ぎて人格形成ができあがってる年齢ですよね。
厳しい現実に直面したときの感情はまだまだ幼いかもしれないけど
そうすると20歳のエドが原作通りの性格してたらそれはそれで引くじゃないですか。
ってことは。エドがどんな性格してて何時人体錬成を行っていて、
どんな気持ちで賢者の石を追い求めているのかっていうのを煮詰める必要があるわけです。
そこら辺の根幹から変えて行かないと「進撃の巨人」の二の轍を踏むことになる。
僕がエドの設定を考えるなんてちょっと恐れ多いので具体案は出せませんけど、
ともかく、中途半端な設定変更は本当にダメ。絶対。

2.アルは?
今回のキャスト発表ではアルフォンスについて一切情報がありませんでした。
まぁ幼少期と最後以外に肉体の出番無いですから良いんですけど、
それにしたって出すなら声優さんくらい決めてておいて欲しいじゃないですか。
エドが20歳という事なので、19歳(精神年齢)って事になりますよね。
アルはエドを見て育ったせいか割と落ち着いた性格です。
だから年齢変っても受ける印象はあんまり変らないんですよね-。
個人的にアルが子供っぽい印象を受けるエピソードって少ないんですよ。
こうちょっと慌てやすかったり、可愛い物に「かわぁいいい!」ってテンション上がる位で
自分の環境を正しく認識しているせいか物事に対して達観しているというか悲観しています。

エドがエンジンならアルはブレーキ。 エドが太陽ならアルは月夜。
アクセルではなく「エンジン」。 影ではなく「月夜」というのがみそです。
原作のタッカー編では「これ以上は僕が許せない」(だっけ?)っていうセリフがあったりして
2人の根は一緒なんだなって思わせられるので大好きなシーンです。
どうなるにせよ、メインもメイン、ハガレンのダブル主人公の片割れに対して情報0っていうのはいかがな物か。

3.どこのエピソードやるの?
キャスト発表によってやるであろうエピソードは限定されました。
リゼンブール編とキメラ編ですね。 それぞれ司祭様とタッカーさんのキャストが公開されています。
・・・・・・・両方にキメラ出てくるんですけど映像作成大丈夫っすか?
というのが僕の第一印象です。
そもそもリアルな設定が多い世界ですがそれでも「ファンタジー」。
錬成反応の光はもちろん錬成の表現や、キメラだって実写で100%描くなんて不可能ですから
CGぶっこむ羽目になるじゃないですか。
特にリゼンブールではライオンとなんだったかのキメラがエドに噛みついたりしてるし、
ロゼの恋人の表現なんてもう・・さ、うん。思い出すだけで辛い。
僕が気になっているのは演出だけなんだ。 
あの2つは面白い話だからチョイスに文句はないんだよ?


さて、今回のキャストで一番「ほぅ・・・」と考えさせられたのが映画監督です。
名前はよくしらないというか、映画監督覚えるほど映画好きじゃないんで申し訳ないんだけど
「ピンポン」、撮った人らしいっすよ?
みなさんは知ってますか?ピンポンっていう映画。
僕がギリギリ知ってる世代だから、多分20代前半から↑の人なら結構わかるかな。
すっごい評価された映画なんですよ。しかも「漫画原作」です。
映画としての完成度があまりにも高すぎたことで、
「漫画原作の映画!」という触込みが世に浸透しないという謎現象が起きた奴なんです。
だから個人的にはすっごい期待です。 
設定改変が決定したので「どういう風に設定を煮詰めていくのか」という観点のみに注視しながら
見守っていきたいと思っています。
改変の内容聞いて絶望しなきゃいけないくなるのだけはやめて。お願い。

と言うわけで、鋼の錬金術師。 実写映画化が決定したみたいなので
続報を待て!次回!
引き続き戦国†恋姫Xの話をしていきますので、先ずはこの一つ前の記事を読んでから来ることをお勧めします。
前の記事書き始めたの1時間半前ってまじかよ・・・

さて、前回は設定への疑問点を挙げたところですが、早くも飽きました。
剣丞とエーリカの明かされなかった約束とか。 列挙すればいとまは多少あるかも。
細かいエピソードへの感想に移りたいと思います。

すごく良かったと思う点から。
今回僕が一番気に入ったエピソードは空と名月の後継者争いです。
無印の時には無かった追加エピソードですが、これがかなりすばらしい出来だったなと思います。
空様は自分の立場を理解し、長尾景虎の後継者たろうと奔走していますが
対抗馬の名月ちゃんはまだまだ夢見がちな女の子。 
実際過保護のお姉さんがほぼ運営管理してましたし、後継者の器ではない という簡単な印象分け。
個人的には名月ちゃんの様な純粋無垢でそれでいて鬼の出現に対して取った迷い無い行動、
飾り物では収まらない強さを秘めた感じが堪りませんでした。
結局は北条のお母さんが茶々入れて発端を開き、それに吉野の君が介入したことで丸く収まるという、
空様と名月ちゃんの代理戦争自体が北条と吉野の腹の探り合い と言う実は二重三重の知略が交わる
非常に濃密な争いでした。
改めて感じる。
北条のお母さんが「剣丞によって道筋がねじ曲がった異史」を正しく認識していた事実。
ほんっとお母さんやべぇ。 今作の傑物レベルMAXは間違いなくあの人。
ああそうそう一つ忘れてた小夜叉。 お前蛇呼ぶ前に馬どうした馬。瓢箪に入れてた魔獣どこやったよ!

次点で良いなと思うエピソード。
いやもうエピソードと言うより大きな流れなんだけど、やっぱ小夜叉ちゃんの話は結構心に来るよね。
無印でも森母桐琴さんは越前の敗走で命を落とします。
前は「まるで呉のあの人みたいだなーシヌノカナー」ってうすうす感じていたので
あまり思う事が無かったというか やっぱりなー っていう感想でした。
でも今回やって改めて思う。 あの世界の価値観をすべて顕しきった話だったなと。
命を賭す、と言うこと。 時代を築くと言うこと。 子を遺す、と言うこと。未来を託すと言うこと。
戦場を駆け巡る武士や足軽にとって命がどういう物なのか。 武士としての覚悟等々。
桐琴さんの死によって主に剣丞と小夜叉が大きく成長するわけですが、
実は三河の2人組にも多大な影響を与えていたりします。
内容の深みの向きが大きく違いますが、後継者争いと並んで大事な話だったと思います。
そしてラストもラスト。 
人を斬らず鬼を斬り魂を浄化する剣丞と、人を鬼を魂を、神おも喰らい尽くす小夜叉。
この2人のあり方はよく考えたナーって思います。 諏訪の蛇を喰ってるのは伏線だよね、これ。
まぁ吉野の君は斬り殺してるけど。

いいなーと思うエピソードがあれば、やっぱりどうして、悲しいかな面白くないところも必然的に生まれる物で。
嫌いだなーって思ったのはラスト直前、吉野の君と剣丞の問答ですね。
アレがどうにも許せない。 
今まで自分が支えてきたと思っていた久遠達。その久遠達と引き裂かれ追い詰められる彼女たちの決意を知ることで、今まで自分も支えられてきた事を初めて事実として受け止める剣丞。
発想は良いですよ。 そもそも異史自体が「こうだったらいいな」と言う願望を叶えたパラレルワールド
というのはメタですがそれを敢えてしっかり設定に使うあたりはさすがです。
その問答で剣丞が少しずつ異史を正しく認識していってついに吉野を超える という流れ。
イラストの剣丞の顔が昔の某エロアニメのそれに見えて仕方なくてすごく興が削がれたのはまぁガマン出来る。それくらい良い流れだった。 
でもエーリカの登場タイミングはすごく戴けない。
だって別にエーリカそこじゃなくていいじゃん。
確かに吉野vs剣丞&エーリカ って構図はいいよ?
でもそれだったらあの場所ですべてを終わらせるんじゃなくて
剣丞が自分であの空間から出る事で吉野の計画が大きく狂う
→吉野君撤退 各地に出現する鬼を吉野が掌握、終結させて剣丞達と最後の決戦!
→→→→それが関ヶ原の戦いだ!!!!!
という流れの方が俄然燃える。 
後の南光坊天海っていうエーリカの名前も明智光秀じゃないかと逸話の残る人で、
天海さん自身は家康の側近だったこともあるから、関ヶ原あたりでエーリカが転生して助けに来た方が
すごくそれっぽい感がする。
こう、最後の最後で尻すぼみがヤバイ。謎の空間から出てきて吉野に迫るのはすごく良かったし、
吉野を斬ってからの展開、特に小夜叉ちゃんのセリフ回しがすごい心地よかったから良い物の。
結局剣丞自身が吉野の君を超えることなく、他者の力で空間から脱出して吉野の君も自分では殺せない
という。
剣丞の立ち位置がずっと変らない という意味では間違ってないし、異史として新しい方向に進み出したから関ヶ原もなくて良い というのももっともな話なんだけど。
エーリカのタイミングなぁ・・・。 やっつけかんがするんだよね そこがこう、腑に落ちない。
あの剣丞の顔のせいでさらにテンション下がる。 なんだっけ 何とかやしんちゃん?だっけ。

すごく良かったのに、最後に不満点があるから消化不良になるという悲しいゲームだったとさ。
北条編? うん、3姉妹超可愛かったお母さんエロ過ぎですけど鬼として出てきた瞬間「あ、こいつ自我保ってんな」ってわかる演出のせいで物語自体はすごく軽い感じがしましたまる!(2時だよもう寝たいよ!)
まず、この記事を読む人の為に注意書きをいくつか。

1.これから記事にするゲームはR-18、つまり18歳以下のプレイを禁止()しているゲームです
2.ゲームタイトルを検索してしまえば分かる事ですが、
  いわゆるエロゲーなのでその手の話題が苦手な方は即ブラウザバック推奨です。
3.○○ちゃんかわいいわー! 的なモノをメインに据えて話すつもりは無いので、
  そういうノリを求める方もブラウザバック推奨です。
4.R-18指定のゲームはちゃんと高校卒業してから購入しましょう。18歳でも高校生ならアウトです。


さて、注意書きである程度人払いした体で話をします。
今回記事にするのは「戦国†恋姫X」。
エロゲータイトルの中でもハーレム系で絶大的な知名度を誇る
「恋姫†無双」シリーズのBaseSonさんがお届けする新作ADVです。
恋姫無双と言えば、異史と呼ばれる架空の歴史の三国時代にタイムスリップ?して魏、呉、蜀それぞれの女の子達といちゃいちゃして三国統一する、というトンデモゲーム。
戦国†恋姫でももちろん日本の戦国時代の異史にタイムスリップするところから物語が始まります。
主人公の新田剣丞は恋姫無双の主人公、北郷の甥にあたり数々のお嫁さんからエリート教育されており、
随所でその能力を発揮し中心人物として活躍していきます。
まぁ、恋姫シリーズなのでメインキャラクターはほぼ女性。というか明確なボイスのついてる男キャラが敵キャラの2人だけっていう徹底ぶり。 数えてませんが声優ってこんないるんやな、ってすごい驚かされますね。

・・・実はこのゲーム、以前に全年齢対象で一度発売されています。
今回はHシーンが追加されたり、新キャラ、新規ストーリー、そして前回では明かされなかった異史の真実が綴られています。
僕は以前の戦国†恋姫~乙女絢爛なんとかもプレイしていてるので大まかなストーリーは把握していたんですが、既プレイでも物語の細かいところで修正、加筆がしてあってなかなか楽しめました。
特に後半の剣丞の立ち位置がかなり変っているのが個人的に好感触です。
全年齢版では後半の書き上げが間に合わなかったのか剣丞は北郷と同じように只の御輿状態で
「結局頑張ったのは美濃の城攻めだけかい?」って感じでした。
恋姫無双はしっかりやったことが無いのであんまり物を言えませんが、
戦国恋姫は徹底して「剣丞を中心」に物語が展開しますのでかなり読み応えがありました。
小夜叉ちゃんの成長っぷりも良いですね。 ラストはかなりゾクッとしました。
さて、ここからは重度のネタバレを含みますので、ゲーム未プレイの方はご注意を。



大まかな感想を書きたいと思います。
ゲームプレイ中に思ったいくつかの疑問点をまとめて個人的な結論を用意してみましたので、
まずはこちらから。
1.剣丞が異史に引き込まれたのか、剣丞自身が異史を作り出したのか。

吉野の君が剣丞の認識によって異史が固定され、本来刻まれなかった結末=久遠の生存によって異史の新たな扉が開かれた、といった発言をしていました。
剣丞の認識によって鬼の存在が定着したならば久遠が生残ったのも剣丞の願望を反映したからで、その時点で異史を作り出した「こういう歴史」という大きな正史の認識をぶちこわした、と言うことでしょう。
ではそもそもの話、「何故剣丞が刀を見つけた瞬間異史への道が開かれたのか」という疑問が残ります。

剣丞の存在によって異史が異史たる改変を続けていった と言うのが吉野の言葉からわかる事です。
剣丞が現れたことで信長の天下布武は大きく形が変りました。
また、最終的な着地点がどうなったかは未だ不明ですが室町幕府は滅びることなく歴史が大きく変る という結果が待っているでしょう。
吉野の君は剣丞が鬼の存在を受け入れた事で鬼が異史に定着し、また剣丞の力も剣丞自身の認識が大きく関わっている と言っていましたので、異史を改変する力 が剣丞に備わっているのは事実です。
しかし、やはり大元の原因は 刀 にあると思われます。

剣丞の刀は北郷家の倉庫に収められていました。剣丞自身が「中華風の回りにそぐわない」と言って違和感を持ちながら刀に触れていますので、元々三国関係の代物では無いでしょう。
つまりはあの刀、新田氏の物です。 剣丞の両親は他界していますので、新田家の家宝を叔父の北郷が引き取っていてもおかしくはありません。
しかもこの新田家。いや新田氏は日本史において面白い立ち位置をしています。
剣丞隊の旗印の話で源氏から分かれた血筋ということで少し触れられていますが、
新田氏、まさかの足利氏と枝分かれした血筋です。 (知ってるよね、うんごめん僕知らなかった)
枝分かれしたのは鎌倉幕府以前ですから、足利家が室町幕府を開くかなり前なんですが
まぁ、遠い親戚のご先祖が幕府切り盛りしてて、その血が途絶えそうになった時期に異史介入してるので
間違いなく刀が剣丞を異史に導いているのでしょう。
また、南北朝時代、つまり源平の争いの最中で新田氏は平家側につき鎌倉時代ではかなりはぶかれていた様なので、吉野の君ともつながりがあったようです。
吉野の君に繋がる新田氏が持つ刀。しかも後に神器として覚醒する刀ですから、そもそも霊刀の類として新田家に代々伝わっていたのではないでしょうか。
まぁなんで剣丞の代まで異史が発生しなかったのかは疑問が残りますがね・・・。

2.鬼って結局なんだよ。
心に鬼の種を植え付け、その状態で狂気に触れると鬼として覚醒する。 
大体そんな感じの説明だったと思います。
つまりはSAN値減って一時的狂気に陥ると心の防御が崩れ鬼に浸食される という構図です。
また、北条編で鬼は原始的な思考を有していることが明確になっていたり、駿府の折に鬼になると人がゴミの様に見えるみたいな事を仰っているお母さんがいたので、魂の格によって鬼のあり方も大きく違う事がはっきりしています。
結局はドーピングして俺ツエーできるようになった様に感じる 程度の物で、結局身体能力上がって野性的な能力も上がると思考能力は落ちる という何となく定番のパターンですね。
北条のおb、お母さんが自分に刻まれた治癒の呪いで鬼状態から復帰していたりするので
病に近い物なのかな?魂のあり方を変える禁呪っぽい。というのが僕の結論です

さて、設定が曖昧で疑問がたくさんですが最も解決されなかったのが。そう、「鬼の子」です。
森親子と剣丞が3人がかりで二刻ですから大体3時間~5時間戦ったという鬼の子。
鬼に生殖機能あるんだな、と思ったり同種の♀いねーのかよ!とか思うんですが
ハーフは強い理論辞めて欲しいです。 想像で補うのも苦労するんだよ!
結局鬼の子が出てきたのは一度だけ。 忠勝と森親子の実力差がどれだけかがわからないので信虎お母さんと鬼の子どちらが強いのかもはっきりしない。
さらには鬼は自らが食った物の魂を蓄積出来るっぽいので設定が曖昧すぎてどうにも、といった感じです。
結局鬼より鬼と人のハーフの方が強いなら、吉野の君の日本全土鬼計画はどうにもおざなりだなと思ったりします。

次回はもうちょっとまともな感想書きたいな