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我にかえろう
うちへかえろう
残り香がのこる家へ帰るのがさみしくて
来ない連絡がさみしくて
疲れて行く自分がかわいそうで
だから現状維持へ走るのね
でもそれが正解なのかもね
可もなく不可もない選択ができるのがいい女への近道なのかな
車両のすきまから見える青空を見つめて
何も考えないという方法で少しだけ忘れた
汚い感情を全部洗い流していくの
夢は新たに産まれて
忘れたりしない日々は色褪せていく
あなたの味方でいると約束したのに
どうしてあんなに好きだった感情さえ忘れてしまうんだろう
いつまでもあなたの味方でいると約束したのに
側にいないと、きっと意味がない
立ち上がれるだろうか私のいないままで
立ち上がれるだろうかあなたはひとりぼっちで
この肌寒さが似合う季節には
わたしがどうしているか何て誰も知らない