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ソラリネ。#20「蝉」 閉幕してから10日。
公演の日数分だけ日が過ぎたのですが。
初日から千秋楽まであっという間だったのと同じだけ、あっという間に過ぎた気がします。
「劇場」と言われる場所ではできないことを。
「劇場」でない場所であまりできない体験を。
それは出演者、スタッフだけに限らず、お客さまにも。
その中のひとつに、舞台と客席があります。
一番最初のプランはこちら。
実は客席は一方向からのみ、を考えられていました。
ここから数プランを経て。
実現されたのは、この舞台です。
客席が2方向に。
観ているだけのはずの自分がまるで物語の中に紛れ込んだかのような錯覚に陥る舞台と客席になりました。
・・・どこに座ろうか、迷いますよね。笑
どこから観ても違った風に見えますので、複数回楽しめるかもしれません。
また、森の中を彷徨いながら座る位置を決めた方もいらっしゃったかもしれませんね。
実は最初から意図されていたわけではなかった、というのが正直なところですが、結果的には不思議な世界への入り口になったのではないかと思います。
「蝉」 10日間、全25ステージ。
振り返れば、2016年に上演した「PANGEA」以来のロングランで。
3ちーむで上演するのも初めてで。
ソラリネ。として、挑戦することが多い公演になりましたが、とても心に残る公演になりました。
ご覧いただいたみなさまの心にも何か残るものがあれば嬉しいです。
本日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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ソラリネ。＃20「蝉」
4月21日（土）～30日（月・祝）
＠アトリエ第Q藝術
作・演出：山下平祐
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