このよでそなたが美しい。

いちばん美しい。



朝どんなに早く起きようとも
そなたはすでにここにいる。


暑い朝でも寒い朝でもかわらずに
いつでも微笑みを携えて。



昼、どんなに傍若無人に振る舞おうとも
そなたはここにいてくれる。


愉快な日でも辛い日でもかわらずに
いつもみつめてくれている。



そなたはほんとに美しい。


最たるは夜。


手をひろげつくし
腕はすべてを覆うかの様にのびている。


闇のなかに輝き
月にまた誘われる



何を望みここにいるのか
そらを臨み動かぬそなた。



そなたの最たる美しさ。

わかりしえぬそなたの美しさ。

いまだけはなにもしたくない。


今僕はどんなだろう。
今僕はどうかたどられているのだろう。



君からの何気ない贈り物。

世界が真っ白になった。




今だけはなにもなにも。

このいいようのない感じに
うまれて初めてのこの感じに
漂っていたいんだ。



世界は真っ白。
僕は虹色。

世界は僕で
僕が世界で。



大地が僕の傍に
大空が僕の傍に

僕を包み
僕が包む。



他に何もいらない。

ただ
今この世界、永遠たれ。
龍神さま
大蛇さま

ばばの口からが夜ごとでる
…のりもの?


うねうねしてでかい。
地を這い空を舞う。

恐ろしいぞ。



そんなものをたまにみかける。

おっとうはそれを
わしが飼ってるだと言う。


毎朝呼び付けるんだと。


ある朝ばばに連れてってもらった。



おっとうが腹に入ってく。
笑顔で僕に手を振りながら。

うおっっ。大変だ。

早く帰ってきて!
たまらなくなって声をあげた。



夜、おとんはまったく大したことないっちゅう顔して帰ってきた。

あの中は毎朝人でいっぱいになり押し合っているらしい。


…それ、おしくらまんじゅうじゃ

いすが空くとそのいっぱいの人達でとりあっているらしい。


…いすとりげいむゆうやつやろ



うむ。

龍神さま
大蛇さま

早くおっきいなるで
それまでまってるだよ~。


できれば頭にのりたいがな。
どんなもんだろ。