このよでそなたが美しい。
いちばん美しい。
朝どんなに早く起きようとも
そなたはすでにここにいる。
暑い朝でも寒い朝でもかわらずに
いつでも微笑みを携えて。
昼、どんなに傍若無人に振る舞おうとも
そなたはここにいてくれる。
愉快な日でも辛い日でもかわらずに
いつもみつめてくれている。
そなたはほんとに美しい。
最たるは夜。
手をひろげつくし
腕はすべてを覆うかの様にのびている。
闇のなかに輝き
月にまた誘われる
何を望みここにいるのか
そらを臨み動かぬそなた。
そなたの最たる美しさ。
わかりしえぬそなたの美しさ。