女に生まれて…
私は身体が小さく、力も弱い。不器用で、人よりできないことが多い。弱肉強食の世界では最初に死んでしまうタイプの人間だ。だ から女に生まれてよかった。きちんと守ってもらえるパートナーには巡り合えなかったけれど…その分、彼のような人と出会い、こうして束の間の逢瀬を楽しむことができる幸せを感じている。私は父親にも、夫にも恵まれなかったけれど、その分、彼や友人には恵まれた。手がかかり、一番の悩みの種ではあるけれど、大事な息子もいる。それでも生きていくことは非常にハードで挫けそうになることがたくさんあった。だから、彼とのこの時間は私の人生のつかの間の休息、「オアシス」であり、「宝物」なのだ。いつかこの報いを受けることになっても今の私を支えてくれるものがこの時間であるのだから、今は手放せない。「女に生まれてよかった…」今、なによりそう思わせてくれる時間を与えてくれる彼と言う存在には感謝しかない。