ぐずぐずしていたら、もうすぐ会期終了。
ということで、あわてて日帰りで行ってきた。
絶対に観たかったのはクリスチャン・マークレーの「The Clock」。
今現在流れている時間と上映されているスクリーンの時間が一緒に移行する。
なんとも不思議な感覚。
一分の間にたくさんの出来事が起こる。
拉致されたり、ジュースをコップに注いだり、キスしたり、時計を壊したり、考え込んだり、バスに乗っていたり・・。
知っている俳優さんたち、知っている映画がたくさん出てくる。
私が確実にわかったのは「80日間世界一周」と「刑事コロンボ」
ヒッチコックっぽいのもあったし、場面や俳優さんから映画を想像するのも楽しい。
この作品を観ている私も、そしてスクリーンの中で演技している俳優さんたちも同じ時間を共有している楽しさ。
そして、一分、一秒の中で、こんなにたくさんのドラマがあって、人生があるってなんだか素敵。
イエッペ・ハインの体験型の作品も楽しい。
誰かが椅子に座って体感しようとすると、みんなが集まってくる。
岩崎貴宏さんは繊細で小さな作品が主だけれど、今回はそのささやかな感じをそのままに、空間を大きくとり込んだ作品に仕上がっていてとってもキュート。
みんなで作品のありかを探しあっていて、見つけた時はちょっと自慢。
うれしかったのは久しぶりの泉平のいなりずし!
なぜか新港ピアのカフェにおいてあった。
一時期お店もなくなって、デパートからも撤退していたけれど、今では復活しているみたい。
思わず買ってしまった。
今でも横浜球場で売ってるんだね。
テーマはテーマとして、アートに遊んだ楽しい一日。
よこはまトリエンナーレ