皆様こんにちわ、蒼空です。今回は、「乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった」の第1話をネタバレして行きたいと思います。

 

「調子に乗って明け方近くまでゲームをし、案の定、寝坊した」

 

ん?乙女ゲームの欠片もないなと思いますが…

その後その女子高生は、自転車のペダルを回しすぎて大量の車の中に突っ込んで行き、死亡しました。

 

え、初めから悲惨すぎんかね?

 

「と言う前世の記憶を先程頭を強く打った拍子に思い出した」

 

あ、前世ね良かった

その前世の記憶を思い出したのはカタリナ・クラエス8歳。クラエス公爵家の一人娘で、超我儘お嬢様に育ったらしい。そして父に付き添ってやってきたお城の第3王子、ジオルド・スティアートに一目惚れし、くっつきすぎて転んで岩に頭を打ち流血。と言う流れらしい。

 

そしてカタリナはその後4日間熱を出し続け、5日目にジオルドがお見舞いにやってくる。謝るジオルドに対し、

 

「こんなかすり傷、前髪でぱぱっと隠せるのでなんの問題もございませんわ」

 

と言うカタリナに、ジオルドとメイドは固まりましたが、

 

「そういう訳には…」

 

と言っているのですが、当のカタリナは、前世に思いを馳せており全く聞いていませんでした。

 

「では、そういう事でよろしいでしょうか」

 

と言うジオルドの言葉により意識を戻したカタリナは、

 

「あ、はい」

 

と言ってジオルドを見送ります。そしてもう一度寝ようとすると…

 

「お嬢様、おめでとうございます!ジオルド様は第3王子ですがとても優秀であられるとの事!我が国では次王は指名制で、ジオルド様が国王になる可能性も十分にあります!そうなればお嬢様の王妃も夢ではありませんね!」

 

と言うメイドのアンの言葉に着いて行けないカタリナでしたが、要するに

 

「顔に傷を作ってしまった責任を取る=嫁に貰う」

 

と言うことらしいというのが分かりため息を着きます。そしてベッドに寝転んで鏡を除くと、

 

「前世に比べれば美人に入るほうだなぁ」

 

なんて考えていましたが、

 

「悪役顔だな」

 

と呟いてまた前世に思いを馳せます。今度思い出したのは死ぬ前までやっていた乙女ゲームのこと。結局ちゃんとクリア出来ないまま死んでしまったとため息を着きます

 
死ぬ前にやっと攻略した1人目の攻略対象は、一見すると御伽噺に出てきそうな金髪碧眼の王子なのですが、その正体は腹黒でドS。なんでも出来てしまう天才肌のため、詰まらない毎日を過ごします。そして天真爛漫な主人公に出会い惹かれていくのです。そしてライバルキャラ。王子が小さい頃に作らせてしまった傷の責任を取ると言って他の貴族たちの防波堤代わりに婚約していたと言う婚約者。
 
「ん、どこかで聞いたことあるような」
 
その王子の名前はなんと、ジオルド・スティアートで、もちろんそのライバルキャラの名前はカタリナ・クラエスでした。
 
「悪役顔のはずだ…だって………悪役なんだから」
 
と言って汗を垂らし、、、
 
「うそでしょ~~~!?」
 
と言うカタリナの声が児玉するのでした。そしてカタリナは本当にここがゲームの世界なのか確かめるため、ゲームについて覚えていることを書き出します。名前は『FOTUNE・LOVER』。中世のヨーロッパ風で、魔法学園での恋を育む割と王道のゲームでした。主人公は平民の出であるにも関わらず魔法を持っており、『土、風、火、水、光』の順で少なくなり、勿論主人公は1番少なく強力な光の魔力を持っていました。攻略対象は4人。1人目はジオルド・スティアート。2人目はジオルドの双子の弟、アラン・スティアート。3人目はカタリナ・クラエスの義理の弟キース・クラエス。4人目は宰相の息子ニコル・アスカルト。
そして肝心のキャラ、カタリナ・クラエス。ジオルドルートとキースルートでも主人公をよく思っておらず虐め、ハッピーエンドで国外追放、バッドエンドで死亡となります。
 
「あれ、おかしいな」
「ハッピーで国外追放、バッドで死ぬって」
「カタリナ・クラエスにハッピーなエンドが無くない!?」
 
と叫ぶカタリナ。そして決めつけるのはまだ早いと確認しに回ります。しかし…
 
「確認すれば確認するほど間違いない。ここは私が前世で死ぬまでプレイしていた乙女ゲームの世界だ!!!」
 
と結論づけます。
 
 
 
と長くなったので一旦ここできります。またお会いしましょう!