あ、ちょっと観ないあいだに文字サイズまで簡単に変えられるようになったのですね。なんてつい、意味なくつかってしまいました。


さて・・・・

ドラママニア、コマーシャルマニア、といっても過言ではないわたしが、新編成でいちばん楽しみにしていたのが昨日放送されたフジ系列の火曜10時、『ブスの瞳に恋してる 』。


おさむ  『SMAP SMAP!』や『めちゃイケ!』などでおなじみの売れっ子放送作家鈴木おさむ氏が、知る人ぞ知る森山中の大島美幸ちゃんとの結婚秘話なんかを赤裸々に綴った本のドラマ化、しかも主演は森山中、村上知子!!ナイス、キャスティング。と、ぽんと膝をうった私(なにを隠そう、三年前から自分は村上の大ファン)。


いやー。

じっさい、このドラマなんで火曜日なの?ゲツクでよくない?と思うほど、いい出来してまっせ。にーさん。


観終わってまずしみじみ思ったのが、稲垣吾郎、ナイスキャスティング。だった。

こういうテーマだし、村上だし、ココリコミラクルタイプじゃあ、笑える立場にありながらそれほど笑えない(たぶん同姓として)微妙な立場にある芸人だったし、彼女はとってもかわいいし、演技力もまあまああるし、なにより努力家で一生懸命なのがすきなのだけど、ミラクルチームの全体のムードが、なぜかいつでもコニタン寄りなのが気に入らなかったの。構成作家って男が多いから、女から観ての小西真奈美>村上知子の図式って、多少ずれがあったわけで。それを覆したのは「笑い」を世界観としてトップにおいてる鈴木おさむ氏の「笑い」>「美」であったからこそのナチュラルな優劣意識が根底にあって、それを嫌味なく体現してるのが期せずして稲垣吾郎ちゃんだったわけだ。


ゴローちゃん、演技うまくなったよね~ずいぶん。それと、頼りなくてなよっちいのが逆にテーマ的なものを上品さでうまくくるんでしまってて、ねらってるのか偶然かわかんないけど結果的にあざとさが減ってて嫌味がない。それって結構難しいけど、うまく出来てる。


あと作り手の意識として感じられるのはエビちゃん(蛯原友美と、一字違いにしてるあたり)の存在で、あれはいわば反体制の意味で両極に持って来てるわけだから。ねえみんな、エビちゃん>村上でいいの?ほんと?みたいな。


まあ、そんなふうに読み解いてみたところで、じつは、ルームメイトにMEGUMIと滝沢さおりを持ってきたり、村上の妹役に大沢あかねを持ってきて、父親に、


「絵里(妹)は、親が心配するほど美人に育ってくれたが・・・・」


とか言わせちゃってるのが「?」だったりするが、それにしても、こういうドラマ、もっと観たかったなあ、もっと前から、あってもよかったのに。


だけどドラマの掲示板に書かれてたのを読んだら、女性は村上カワイイ!や村上さんに共感!があったけど、


村上もかわいかったけど選ぶならやっぱりエビちゃんだなあ


って男性のコメントには笑えた。


とにかく、今後どうなるか、期待大のドラマだ。