▲▽連続紋は血統‐系統‐或る集団を表わします。世界を四角(長方形)と▽とを好む集団に分けることもできます。チベットは長方形の布で有名でしょう。日本の運動会で言えば万国旗です。他方,中国の少数民族,例えば花腰傣族は連続三角紋の衣装を着ています。台湾の阿見族も連続三角紋を集団の文様に取り入れています。嘘だと思う人はボルネオ島のカダザン・ドスン族の衣装も連続三角紋です,ので確かめてください。またインドネシアのスワウェジ島のトラジャ族も三角紋を伝統的に持っています。  

 まだ信用できない方はシベリアの少数民族も三角文様をもっていますので確認してください。中央アジアの少数民族の中にも連続三角文様をもっています。西洋は渦巻文様(レオナルド・ダヴィンチも研究したといわれる)です。渦巻文様の渦を◇にするとメアンダーと呼ばれるようになります。つまり文様は一部を継承しながら部族・集団ごとに受け継がれています。 

 吉野ヶ里遺跡の▼△模様はスラウェジ島のトラジャ族の文様に似ています。そのトラジャ族は雲南省,ベトナム・ラオスあたりからスラウェジ島へ民族移動してきました。

  このように見て来ると人類が『出アフリカ』を経てアジア・中央アジア・南東アジア(スンダランド)に至ったことが見て取れます。もちろんアフリカにも▲連続紋を民族衣装に持つ民族がいます。付け足しますと,ベーリング海峡を渡って行ったアメリカに移動した民族も三角文様をもちます。現在はフロリダ州辺りを本拠地とする少数民族セミノールが三角文様を引き継いでいます。マヤ・インカ族ではまだ発見していませんが。中南米は渦巻の文化です。  

 さて話を日本の銅鐸に戻しますと,その文様に三角をたくさんもつ銅鐸があります。したがって銅鐸を造った集団は南東アジアや雲南省から来たことを示しています。茨城県にある虎塚古墳にしても装飾古墳のチブサン古墳にしても▲連続紋が見られますが一般に連続三角紋は蛇の鱗であり「魔除け」あるいは厄除けの象徴です。メアンダー模様は小アジア(トルコ中西部)が発祥の地ですが,ワインの甕の文様はメアンダーやコプト文字の鳥などであり,中華どんぶりの渦巻を思い浮かべれば納得されるでしょう。

 

 50年前,ギリシアで買ったシャツの襟文様はメアンダーでありましたが私はまだ考古学に目覚めていませんでしたので驚いただけです。中華ラーメンの文様と同じであると。