胃瘻造設が決まるまで。と、今の私の気持ち。
最近ムセが増えてきていた夫。
訪問STさんと飲み物にトロミをつけるタイミングを相談しており、「今すぐではないよね。とりあえずは9月に造影剤検査してから考えよう!」となっていた。
で、とりあえず先日の受診で主治医に、夫の飲み込みの状況を伝えたところ、まさかの今のうちに胃瘻を造っておきましょう、との答え。
えーーーー
前から早めに造ったら方がいいとは聞いていたけど、前回受診の時は、早ければ年内か、もう少し先かな?くらいの話だったので、完全に油断してた。
その場でどうするか聞かれ、断る理由も見つからず「造る」ことに決定
基本的に何を聞いてもぼんやりとしか返ってこない頼りない主治医なのに、なぜかこの時ばかりはテキパキと手配を進めていく姿をぼんやりと眺めながら、やっぱりもう胃瘻が必要な時期にきてたのか…とじわじわと衝撃を受ける。
なんて言うか…ほんと、心の準備が。
ただ、それだけなんだけどね
でも、手術が決まってからこの2週間、夫のムセは本当に増えてて、急に1段階上のステージにきた感じもある。
早くない?
「若いから進行が速いですから!」
まだようやく福祉サービスの利用を始めたばかりの頃に、まるで何かの呪いのように高らかに2度も宣言してきた看護師の顔が何度もちらつく
病気のことを色々調べて予後についても知って必死に受け止めてる最中にわざわざわかってることを言わないで!と思ってた。
悪意がないのはわかるけど、嫌だった。
でも、夫の病気の進行は、Xで見ている同病の皆さんとは明らかにスピード感が違う。
夫より早い方だってもちろんいるだろうし、比べることに意味はないけど、やっぱりこれが「早い」と言うことなんだろうな
そして、胃瘻のことを考える度、進行を思いどうしたって心が鬱々としてきてしまう。
こんな時に前向きでいられるのは、よっぽど強い人間くらいだろうから、そんな自分も受け入れていこうと思うものの、どうもネガティブから抜け出せない今日この頃。
何もかも仕方ないことなんだけどさ。
私は夫の介護をして、仕事もして、日々余裕なんて一センチもなくて、どうやって日々喜びを見つけていけるだろう?
まぁ…こうしてぼやきながらやってくしかないか。
きっと誰かが力になってくれることだってあるだろうしね。
まだ大丈夫。がんばろっと