Shostakovich - Symphony No.5 / National Symphony Orchestra - Mstislav Rostropovich
ショスタコーヴィチ:交響曲第5番 / ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ

 録音年は不明ですが、かつてショスタコーヴィチの生徒であり、その後友人であり続けたというロストロポーヴィチの指揮による交響曲第5番。
 聴く度思うけど、劇的。それから、すごく映画音楽っぽいと思ってしまう。特に第4楽章は、『スタートレック』を思い浮かべてしまうのです。
 ライナーノーツ曰く、指揮のロストロポーヴィチはショスタコーヴィチと親しかったそう。彼が、1974年に、「西へ行く」とショスタコーヴィチに伝えたとき、別れの言葉は「私は一体誰の腕の中で死ねばよいのか」というものだったそうです。その後、1975年にショスタコーヴィチは没するわけで、何だか切ない。
 ソビエト政権下では、ショスタコーヴィチはその前衛的な作品を激しく批判されていたのですが、この交響曲第5番で、一見体制が好むような形式の音楽を作り、再び(体制からの)評価を高めたのだとか。ところが、この交響曲には体制に反するようなフレーズが織り込まれているそう。したたかに生き抜いたんだなぁと思いました。
 ロストロポーヴィチは2007年に亡くなり、ショスタコーヴィチと同じ墓地に葬られています。


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※リンク先は、プロコフィエフの交響組曲『ロメオとジュリエット』も収録しているCDですが、手元にあるのは交響曲第5番のみ収録されているものでした。ジャケットの写真は同じなので、多分録音は同じ物、だと思います。