あの人 まだ結婚できないでいるんだ
まだこんなに婚活が今みたいにアプリで出来たり婚活を普通にしている事が恥ずかしくもなく普通な視線でなかった時代。今から22年前ガンで子供が産めなくなったのもあるしまた、再発し、ガンと闘わなければならなくなった時家族をもう巻き込みたくなかった。頼りが両親と実妹だけな血縁だけが頼りな再発闘病みたいなのはもう抜けたかった。勿論、再発なんか考えたくもなかったし子供なんかいなくても夫婦二人だけで幸せだと思える人と出会う事に集中したかった。すると、恋から結婚はなんか卵みたいな感じで姑がいたり子供が産めない人をあえて選ぶなんてみたいな両親がいる人も嫌。そうすると、もう、トキメキとかドキドキなんかいらなくて子供がいらない事に理解ある両親やもう両親が他界してる人子供が嫌いな人を探すのは婚活しかなかった。会社では順調に仕事はしていたし仕事は好きだったけどあの人はもう結婚はできないで この会社にずっといるんだなみたいな上司や仲間の視線が嫌でたまらなかった。できないと決めてかかってる周りに一番過敏なのは私自身だった。昔、TVに出演したVが出てきて自分を見たんだけどこの頃、結婚して2年目。理想が叶い、理想以上の結婚生活が転がり込みしかし、夫は私を褒めてくれなかった。綺麗だとも、可愛いとも。口が上手い人ではなかった。私は自分を絶対に並より美人だと思ってたし過去の彼氏達は皆んな 綺麗だの可愛いだの言ってくれていた。が、夫は花嫁姿にも綺麗だとは言わなかった。言わない筈だ。見返してビックリ‼️ちーっとも可愛いくないしちっとも綺麗でもなかった。綺麗で可愛いのは仕上げられた洋服と髪型だった。この程度のルックスでここまで離婚もされずに来たのが奇跡的で まあ、なんと大事にされてきた事か。若さは自信過剰を生むのだ。今、ホントに恥ずかしい。トキメキより誠実と安堵感が結婚だ。今の方が断然にメイクも上手くなっている。 で、今のメイク用品が素晴らしく優秀で自分も上手くなっている。ほうれい線もあるしマリオネットラインも今はあるけど57なら誰にも普通にある。が、今は昔あった額の深い2本のシワがホントに消えた。アプリで消してるのではない。シワが消えるのはサプリやスキンケアではなくて日常の表情筋の記憶だ。悩めばシワになる。悩みがなくなればシワになる事がない。今はホントに悩みがない。眉間にシワを寄せることがない。鼻筋にセザンヌのハイライターを入れ過ぎてるけれども自分に何が何色がどう似合うのか？も今の歳の方が昔よりずっとわかっている。何が幸せか？も昔よりずっと理解している。私が結婚できたのは終着点が非常に明確だったから。そして、過去彼達が非常に上手い反面教師であった事。親も含めて。人生ってホントに無駄がない。無意味な事って何一つないんだとこの歳になりホントに痛感する。失敗や失恋は必ずのちに役立つ。そして、心の傷もいずれ癒える。
