コーヒー入門。





図書館を徘徊していたら
こんな本に出会いました。






初版 昭和37年1月15日

著者 井上 誠



コーヒー関連の本の検索で存在は知っていたのですが、古い本だけに情報もきっと古いのだろうと思い込み、目もくれませんでした。



珈琲を勉強するならやっぱり新しい情報を集めて最先端を学ばなくちゃ!



この本に会うまでは、
付け焼き刃の知識に新しい情報を上書きすることに必死になっていました。
だから古い本から得るものはない。


でも、大好きな図書館で見つけた其れはその変色した本体や表紙のトレンディドラマのワンシーンを切り取ったような写真がかえって新鮮でとても魅力的なものでした。



早速、読んでみると知らなかった歴史やカフェが純喫茶と呼ばれた時代の珈琲の入れ方や背景、また当時の技術や家庭での楽しみ方、世界の珈琲事情など事細かに書き込まれ、入門どころかれっきとした専門書だと思い知らされました。


あまりにも多彩な情報で仕事帰りの電車で読みふけり、最寄り駅を降り過ごすほど(笑)



予約が0だったのを良いことに図書館の貸し出しを延長してしまいました。



言い回しや表現が難しいところ、知らない人物や歴史は読み返し、解説ノートもこさえました。



ふと気づいたのですが、
見向きもしなかったのは、実は私ではなく、付け焼き刃の半人前に読まれる事を良しとしなったこの本の方かもしれません。






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