【ソレ、本当にインナーチャイルドですか?③】
※道徳上不適切な表現があるかもしれません
先にお詫びいたしますm(_ _)m
で
飛びかかってくる
妖怪のようなインナーチャイルド
を

わたしは
反射的に
いつのまにか手にしていたバットで
打ち返した

※コメント
いつのまにか手にしている
これはこの世界の鉄則で
必要なものは
必要な時に
必要なだけ与えられる
↑試験に出ます

以上
思いっきりバット振っておいて
焦るわたし

おいおい
自分のインナーチャイルド叩いちゃったよ

しかもバットで
自分虐待??
焦りながら
ヒットした対象を探すと
無駄だ
無駄だ
とまだ言っている

もうやだ

あなた違う!
消えて

と言ったら
突然ソレが真っ白な炎で包まれて
真っ白な炎は
一瞬でソレを燃やし尽くすと
白い炎は
わたしを含め
辺り一面に広がった

キラキラした塵が
きれいだなあ

って
ぼんやりしてたら
ねぇねぇ

と子供の声がして
振り返ると
小さいころのわたしがいて
何してるの?
と言いながら笑っている

そして
わたしが答えないので
ほかに面白いものを見つけたみたいで
走り出した

わかった
こっちが本当のインナーチャイルドだ

なぜかね
大事なものほど
偽物が生まれるのです

そして偽物と本物は
同時に見えない
並んでたらいいんだけど
偽インナーチャイルド
偽ソウルメイト
偽ガーディアン
...
偽物を見抜くこと
なぜかね
大事なものほど
そんな試験段階が
用意されているんですよね

わたしのインナーチャイルドは
もう傷ついていない
傷ついてなんかいなかったの

あやうく
後生大事に
無理やり違和感押し込めて
偽インナーチャイルド
抱きしめるという
自虐プレイ続けるところだったわ

水上 宙