【自由に魅かれるのは】

初夏の草木の朝露は
キラキラして
いつの間にか馴染んで消える

自由は
例えば
その朝露の残像

そこには無いけれど
そこに在ったという記憶を
積み重ねて
その景色を心が描く

わたしが創り上げる世界

自由を対象との軋轢を語る道具にしないで

自由はわたしの中にある
そして円環して外に現れる 


自らを由として


外に現れると
人はそれを
「自信」とか
「美」などと呼ぶ

自由に生きて
自由に

強く

{A8946DA6-8E43-472C-ADE8-734C31F06634}