母が逝き、四十九日が過ぎました。
でも未だに実感がなくて、入院してるような気がする。
いろんな手続きもしていってるのに、だ。

去年の夏に緊急入院したときは、このまま逝ってしまうんじゃないかと本気で思ったけど、執念で自宅に戻った。

あれから通院もやめて、薬もやめて(というかもう飲めなくなってて…)、ずっと自宅で過ごした。

介護保険や医療保険をフル活用させてもらって、足りないところは家族皆でカバーして…。

退院後は目にみえて食べる量がグンと減り、週3回水分補給の点滴と、あとはミキサー食やプリンやゼリーで頑張った母。
食べるのだけが、唯一の楽しみになってたよね。

誤嚥が多くなり、吸引器を使いながらの自宅介護で、それでも前日の夜まで口から食べれたのが幸いでした。

あの夏の退院から9ヶ月。
ゴールデンウィークも終わり、5月の爽やかな風が吹き抜けるある日の正午過ぎに、望み通り自宅から旅立ちました。

母は最期まで本当に頑張りました。
私は亡くなる10日程前にお世話したのが最後になってしまったけれど、往診に来てくれていた先生と父と姉に看取られて逝ったそうです。

もう天国に着いたかな?

実家に行くと未だに母が過ごしていた部屋をのぞいてしまうよ。
会話が出来てたら、もっと希望を聞いてあげられたのにな…。

今は只々、それだけが悔やまれます。
今日は友達のお家に行ってきた。
つい先日、友達の妹がこの夏に亡くなったと聞いたから、お供えのお線香を携えて…。

膵臓ガン。

壮絶で、あっという間の半年間の闘病生活の末、まだ40歳だというのに、小学5年生の1人娘とダンナ様を遺して旅立ったそうです。

ご冥福をお祈りします。

多系統委縮症の母。


誤嚥性肺炎で2週間入院後、本人の強い希望で、覚悟の上の

退院をしてから早や1ケ月半。

8月を迎えられるか、ハラハラしながら在宅介護を再開したけれど、

母の食に対する執着が凄かった。

最初の数日は吸引する度に食べ物や飲み物が引けた。

そばで見ていて正直怖かった。


でも徐々に嚥下が回復。

今では1日3回の食事タイム以外に、お菓子やアイス、プリンや

ヨーグルトなど、介助者の方が困るくらい食欲旺盛。

奥歯が無いのと噛む力が弱いのとで、ご飯はお粥状態だし、

おかずは刻んだり潰したりして対応中。

週3回は訪問看護で点滴で水分を補っている。


家には毎日いろんな人が出入りするから、父は自由に外出が

出来ずストレス溜まっている様子。

ヘルパーさん、訪問看護、往診の先生、リハビリ、訪問入浴、

訪問歯科、ケアマネさん。

でも・・・お父さん、我慢してね。


今年の夏は短かく、朝晩はめっきり涼しくなったから

今度は風邪が心配。

せっかく復活したのだから、気をつけてあげないと・・・と

思う今日この頃。


私たち家族も介護疲れしない程度に、無理のない範囲で在宅介護を

続けられたらと思う。