こんにちは。
空町ふゆこです。
私はカウンセリングのお仕事もさせていただいているのですが、クライエントさんが苦しんでいる多くの原因に「思い込み」があります。
そして、それを口にもされるんです。「これって、思い込みなんですよね、きっと」と。苦しみのメカニズムをおおかたわかっていらっしゃるのですが、それをどうすればいいのかがわからない。そこから身動きできないんですね。
「身動きできない」→「動く」になればいいんです。
でも、「動く」を阻害しているものがあるんですね。
それが「動いてしまって大丈夫だろうか」「動いたら生活はどうなってしまうんだろうか」「動いたら周囲からどう思われるだろうか」などの焦りや不安といった感情。
そして、その感情を作っているのは、「動いたら路頭に迷ってしまうに違いない」「次の仕事なんてすぐに見つかるはずない」「周囲の人は自分を負け犬だと思うだろう」という思い込みなんですね。
その思い込みは自分に何か良いことを持ってきてくれただろうか?
そんな検証もなしに、縛られているんです。
そしてその思い込みは、育ちの過程の中で刷り込まれたもの、つまり他人の価値観であることが多いんですね。
そうすると、今悩んでいるのも他人の価値観に縛られて身動きできなくなっている、ということになります。
あと先考えず「えい、やあっ!」と飛んでみる。
動く(行動する)のです。
でも「何をすればいいのかわからない・・・」。「何をすべきか」よりも「何をしたいか」です。でもそれがなかなか自分でもわからない。長いあいだ常識と「べき思考」で生きてきたから、自分本位の選択が難しくなっているんですね。
そんな時は、「もし、まったくお金に困らない状況だったら?」と考えます。そしたらどんな毎日を過ごしたいのか?どんな家に住んで、週に何回働いて、何回休んで。その働き先はどんなところで・・・、そこで、どんな笑顔で自分は過ごしているのか。ありありと想像してみましょう。想像は自由です。そう、身動きできないというのは、想像の自由すら手放している状態なのです。
想像しましょう。想像する自由を取り戻し、その想像で自分がわくわくした気持ちを感じたら実際に「えい、やっ!」と動いてみましょう。そしたらもう、「身動きできない」状態ではなくなります。

