こんにちは。

 

空町ふゆこです。

 

週1日だけ勤務している職場があるのですが、以前から「レイアウト変更をしよう」ということになっていました。

 

ところが、そんなに難しい作業ではないのに全然進んでいないのです。

 

でも、職場の方々は毎週、毎週、

「この棚を動かしたほうがいい」

「この部屋を片付けたほうがいい」

「もっと使いやすいようにしたほうがいい」

口々に自分の思いを言っています。

 

でも、いつになっても実現しないままなのです。

 

 

ついに尋ねてみました。

 

「で、具体的なレイアウトの出来上がりの図は?」

       「さあ・・・。」

 

「じゃあ、この部屋の管理担当者は誰なのですか?」

        「えっと・・・・A係長かな、B主任かな・・・」

 

すべての答えが曖昧なんですね。

これでは、「航海したいねー」と言って船には乗っているけど、どこに向かって、どんな航路で、船長は誰で、というのが全く決まっていない、という状態なんですね。

そして、そもそも「何のためにレイアウト変更するのか?」がこれまた曖昧なんですね。

 

曖昧なものは形にすることはできません。

 

▶︎何のためにレイアウト変更するのか

→効率的に仕事を進められるようにするため

 

▶︎どんなエッセンスのレイアウトにするのか

→スムーズな動線、コミュニケーションが取りやすい位置関係、わかりやすい配置

 

▶︎そのためには何が必要なのか

→メンバーがどんな動線ならスムーズだと感じるのか確認する

   どんな座席位置ならコミュニケーションが取りやすいのか確認する

   ものがどんな配置だと把握しやすく管理しやすいのか確認する

   その際、必要なものと不要なものを分けていく

   誰が指揮をとるのかを決める

 

▶︎次にどうするのか

→それらを具体的な図にしていく

   役割を割り当てる

   いつやるのかを決める

   ・・・・・

 

ひとつひとつの問いに答えを明確に持つことでイメージは現実のものとなります。

 

仕事がなかなか進まないというときは、そもそも目的がわかっていなかったり、手順や段取りが曖昧なままで止まっている場合も少なくありません。そんな時は、自分やメンバーに「問うて」みるところからやってみましょう。