こんにちは。
空町ふゆこです。
「来年の自分をデザイン中」でも触れましたが、この時期は非正規労働の方々の次年度の契約について面接が実施され始めていますね。
契約更新の意向確認面接。
昨日お話しをしていたAさんも、その面接があったとかで、来年は更新しない、に決めたのだそうです。
私はその理由を聞いていて、それが自然だし、まっとうな選択だなあと思いました。
そしたら、Aさんは「家族が反対するんです」と言いました。
「いつもいつもそうやって、1年くらいしか続けられないじゃないか」
「我慢が足りない」
「せっかく近くで良い職場なんだから、ずっと雇ってもらわないと」
などと、夫や子どもたちからも言われたのだそうです。
でも彼女の決意は変わらない(笑)。強い人だし、素敵です。
家族の言葉は、
「続ける」=良いに決まっている
「続ける」=我慢が必要
「1年しか続けられない」=ダメ
「ずっと雇ってもらえる」=とても良いこと
そんな図式です。
これでAさんが幸せならば異論なし。
でも、彼女は幸せではないし、次の構想がちゃんとあるのです。
家族は
「また続かないんじゃないか」
との先取りな心配をしているんですね。
でも、続かないって、何がだめなんでしょうか?
1年ごとに違う職場を渡り歩くのはそんなにダメ人間でしょうか?
Aさんが家族の生計を立てているなら、気ままな渡り鳥生活はちょっと厳しいですけどね。
もう夫はリタイア、子どもたちは独立しているのです。
自分のために時間を使っていいのです。
かたや、同じ職場で、もう何十年も「続けている」もう1人の年配の方がいます。
その方は何かわからないけれどいつも不満を抱えていて、それが溢れ出しているんです。
彼女を見ていると私は「変わりたくでも変わる勇気を持たずにきたんだなあ、今更変わる勇気は持てないだろうな」と感じていました。そして、おそらく周りも同じように感じています。
幸せそうではまったくないんですね。
たとえ家族であっても、自分のために使って良い時間の使い道については「他人の言葉」としてわりきっていいと私は思います。
その言葉を発した人が、こちらの幸せに責任をとってくれるわけではないし、幸せは自分で作っていくものだから。
ましてや、Aさんは60代。
我慢のために時間を費やしているのは、若い人以上にもったいない!
我慢をしている暇はないんです(笑)。
楽しむために、幸せを感じるために、
飛んでよし!です。