明応の政変を起こし、「半将軍」と言われるほどの権勢を誇った足利幕府の管領・細川政元。あまたの変人エピソードでも有名です。将軍で言うと、9代義尚から11代義澄あたりに活躍した人物。一説によると、ちょうど今日、2月3日が彼の誕生日ということで、鑑定をしてみました。

太陽がみずがめ座、月がてんびん座:太陽は、人生を戦っていく上での基本姿勢を表すとされています。みずがめ座は革命・革新の性質を持ち、既存の概念に捉われず、フラットに物事をみることができると言われています。政元は伝統的な儀式や儀礼を「無意味」として軽視したり、烏帽子を被りたがらないなど、当時としては非常識極まりない面があったようですが、現代人として通用しそうなくらい合理的でフラットな考え方ができていたと言うこともできます。一方、無意識を表す月がてんびん座にあります。てんびん座は社交性やバランスといった性質がありますので、彼が変人でありながら政治家として活躍できたのは、この辺に理由がありそうです。

火星が射手座:エネルギーの源泉を表す火星が射手座にあります。射手座は真理の追究、高度な学問、遠方への移動といった性質を持ち、まさに政元!という感じです。政元は修験道に傾倒し、修行に行くと称して何かと遠方に下向したがったようです。しかも、この火星が常識にとらわれないみずがめ座太陽とトライン(協調的にはたらく120度の位置関係)にあるため、普通だったら我慢するところを、己の価値観に従って行動に移してしまったのでしょう。

金星と土星が魚座30度・牡羊座1度でコンジャンクション:金星は女性や恋愛を象徴するとされ、一方土星は試練という意味合いがあります。この二つがコンジャンクション(重なる位置関係)の場合、女性関係や恋愛に関して試練がありそうな雰囲気が漂います。しかもそれが全ての星座の終わりと始まりの狭間で起こっていますので、何か普通ではない感じがします。実際、政元は修験道を理由に女性と関係を持たず妻帯しなかったため跡継ぎ問題が発生し、そこから細川家の破綻が始まります。また、恋人関係にあった波々伯部元一に反乱を起こされたりしており、相手が女性にしろ男性にしろ、困難多きラブライフだったことがうかがわれます。

以上、彼の誕生日が本当に2月3日なのかは不明ですが、占星術的にはけっこう合ってる気がする鑑定結果でした。