中国の通信事情

 

このようなご時世、飛行機にのる機会もなく過ごしています。

さて、このままブログに何のネタも提供しないのはもったいないので、みなさんの少しでも役立つ情報、興味がある情報を提供できればと思います。
ということで、まずは中国の通信事情から。

●2018年 上海 中心街

●2018年 上海 地下鉄

●2018年 上海 朝の通勤風景


毎年、仕事の関係で、中国へ行くことがあるのですが、ここで困るのが通信事情。
中国には有名な「金盾:グレートファイアーウォール(GFW)」があり、中国のネット環境を通すと、国内及び海外で多用される「Google」、「Youtube」、「LINE」といったサイトやサービスにアクセスできません。
例えば、現地で契約したSIMや、日本で借りたモバイルWiFiや、ホテルや空港の公衆WiFiなどを使用すると、中国の通信回線を経由することとなり、GFWの影響でサイトへのアクセスが制限されてしまいます。「LINE」でのチャットも当然できません。
何か調べ物をしたくて「yahoo! Japan」に接続すると、運がよければホームページが表示されたり、リンクへ飛ぶこともできたりしますが、検索はできません。表示されたりリンクへ飛んでも、突然切れたりすることも普通です。現地から航空会社のウェブサイトでネットチェックインしたくても、ANAやJALなどの中国以外の航空会社のサイトは安定しません。

こんな具合に、ネットのアクセス制限の厳しい中国ですが、ちょっとしたことで日本と同じような環境を確保することができます。
・VPN接続
・国際ローミング
最初の「VPN」接続は使ったことがないのですし、難易度も高めなので省略します。
ここでは、より手軽に使える「ローミング」について紹介します。

「ローミング」は、ざっというと国内の事業者(AUやdocomo)が現地の通信会社の携帯電話網を借りるようなものですが、これを使用することにより、端末からは直接日本のサーバを経由するらしく(詳しいことは知りません。)、GFWの影響を受けないのです。
この「ローミング」のためには、AUであれば「世界データ定額」、docomoであれば「WORLD WING」といったサービスを使えば簡単です。
自分が使っている「世界データ定額」の場合、24時間最大で980円(予約や地域などの条件次第で490円~)ですので、数日程度の旅行であれば負担はあまり大きくありません。モバイルWiFiを借りるよりもお得になることも。
この「世界データ定額」では、日本でアプリをインストールしておけば、現地で簡単にローミングが開始されます。現地に到着後、スマフォを使用が可能となるタイミングで機内モードを解除すると、「海外ローミング使用する?」みたいなSMSが届くので、アプリを立ち上げて「スタート」すれば開通です。24時間単位なので、「スタート」して24時間の利用が可能です。利用する飛行機の時間帯にもよりますが、うまくスタートすれば2泊3日でも48時間分でOKです。データ(パケット使用量)は、日本の契約容量を使用していくことになるので、普段と同じ利用であれば問題なしです。
これで、日本と同じ感覚で「LINE」も「Facebook」も「Google」でも何でもGFWの影響を受けることなく使用可能です。

海外のモバイルWiFiも安くて便利ですが、中国に限ってはGFWの影響を考えると、やや割高でも国内キャリアの定額サービスは有効だと思います。
但し、注意点として、国内で「mineo」とか「UQ」などの格安SIMを使用している場合、このキャリアが提供しているサービスを使用することができません。
この点には、十分に注意してください。

このような格安SIMを使用されている場合のGFW対策。
格安SIMでもなんとかなる方法があります。格安SIMを使用されている方の多くは、SIMフリーの端末を利用されていることと思います。
そこで、例えば「AIS」の「SIM2Fly」なんかが有効です。この「AIS」は、タイの通信会社のSIMですが、アマゾンなどで多数の国で使用可能なSIMが売っています。このSIMも、タイの通信会社のローミングですので、GFWの突破が可能です。
但し、SIMの種類によって中国で使えたり使えなかったりするので、購入する際には注意が必要です。
また、電話番号が変わりますし、データ通信のみで通話ができないので、注意してください。

少なくとも、国内のキャリアと契約しているのであれば、国際ローミングによるデータ定額サービスを使用することで、中国でも快適なネット環境を確保することができます。